表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/6

中学一年生の春の学校生活で

 中学生になってドキドキしている。学校の教室にて。ボクは赤木翔太。友だちが新しく出来るかどうか? 期待に胸が膨らむ。


 今は昼休み。一人でグラウンドを窓から眺める。中学生になったは良いものの、クラスに馴染めていない、そう感じる。


「翔太? 私は早退するからね」


 話しかけて来たのは、幼なじみの片本理奈だ。


「うん。どうして?」


 彼女は何でもなさそうな雰囲気を出す。ただ、一言。


「弟の夢くんの迎えに行くの」


 ボクはそれを聞いてピンと来なかった。どうして理奈が弟の迎えに行くの?


「うん。分かった」


「また明日ね。バイバイ」


 彼女はそう言ってクラスを出ていった。


 うーん? お母さんが居るならば、夢くんの世話をする必要がないのでは?


「ねぇ、聴いた? 片本さんはヤングケアラーらしい」


 クラスメイトの言葉を何となくキャッチした。ボクはヤングケアラーと言う言葉をどこかで聞いたことがある。詳しくは知らないけれど。


 幼なじみはヤングケアラー、そんなことをぼんやりと考える。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ