049 第六部・登場人物
■登場人物・勢力
■蟲使い
◆◇〈傭兵〉
・昆虫の変異体を使役している。
・かつて〈ヤマナシ〉と呼ばれていた広大な地域にある〈大樹の森〉からやってきた傭兵。
・その多くが危険な昆虫を操ることで知られ、荒廃した都市で生きる人々を〝異邦人〟と呼び蔑んでいる。
◇サクラ
・艶やかな赤毛に、青みがかった天色の瞳が印象的な女性。人探しのため、使役するカブトムシの変異体を連れて〈大樹の森〉からやってきた。
・彼女の頭部からは、ツノのようなにも見える〈感覚共有装置〉が突き出している。
・植物で編まれた蓑のような外套を羽織り、動物の牙を加工した首飾りを身につけていて、いかにも〝辺境の部族〟といった格好をしている。
・青白い肌には、臍から胸にかけて――部族を象徴する複雑な模様の刺青が彫られていて、強い日差しから肌を守るために身体のあちこちに泥を塗りつけている。
■変異体
◆◇バグ
・汚染地帯に生息する昆虫に似た奇妙な生物
・群れで行動することが確認されていて、非常に危険な存在になっている。
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◆レイラ〈Leira〉
・本編の主人公です。
・〈廃墟の街〉で目覚めた記憶喪失の青年。
◇カグヤ
・静止軌道上の軍事衛星に搭載されている〈自律式対話型支援コンピュータ〉
・レイラの相棒ですが、その存在は未だ謎に包まれている。
◇ハク〈深淵の娘〉
・〈深淵の娘〉で知られた恐るべき異種族。
・〈廃墟の街〉が遊び場であり、広大な街で〝たからもの〟を探している。
◇ミスズ
・レイラの相棒です。
・隔絶された地下シェルターで育った影響なのか、世間知らずな一面が見受けられる。
・軍事訓練を受けているため戦闘能力が高く、頼りになる仲間。
◇ウミ〈Ver.戦闘用機械人形〉
・旧文明期には〝ショゴス〟の名で知られた知的生命体。
・レイラたちの拠点で、彼らの活動をサポートしている。
・大型軍用多脚車両〈ウェンディゴ〉にコアを接続してからは、戦闘支援も行うようになった。
◇ペパーミント〈人造人間〉
・旧文明期の兵器工場を管理する〈人造人間〉のひとり。
・人間の理想形を模した彫刻のような美しさを持つ女性。
◇ジュリ
・商人としての経験と知識を活かし、拠点の物資管理や売買を担当している。
◇ヤマダ
・レイダーギャングに捕まっていた女性。
・行商人としての経験と知識を活かし、拠点の物資管理や売買を支援している。
◆イーサン
・〈ジャンクタウン〉で活動する傭兵団の隊長。
・情報屋としても活動していて、それなりに名が知られ信頼されている。
・レイラの友人であり、彼に信頼されている数少ない人間でもある。
◇エレノア
・イーサンの傭兵部隊に所属する女性。
・副官のような立ち回りでイーサンをサポートしている。
・イーサンとは恋人以上の関係であり、ふたりの絆は稚拙な愛情表現では語れない。
◆ハカセ〈人造人間〉
・紺色の金属骨格を持つ謎に満ちた〈守護者〉。
・ぼろ切れを身にまとう質素な姿からは、どこか浮世離れした印象を受ける。
・友好的な人造人間であり、旧文明期から活動が確認されている人造人間でもある。
◆ヨウタ
・レイラの拠点を襲撃したが、生きたまま捕らえられ捕虜になる。
・現在は、ハカセと一緒に拠点で作物を育てている。
◇アメ〈人造人間〉
・〈廃墟の街〉で遭遇した〈守護者〉。
・つねにカインと行動を共にしている。
・幼い子どもの姿をした〈守護者〉
◆カイン〈人造人間〉
・〈廃墟の街〉で遭遇した〈守護者〉。
・つねにアメと行動を共にしている。
・赤色のお面に特徴的な二本のツノ、それに古ぼけた外套を身に着けている。
・発声器官に異常があるのか、合成音声雑じりの声で言葉を発する。
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■その他・勢力
■ヤトの一族
・〝空間の歪み〟によって発生した〈転移門〉を使い、横浜にやってきた異種族。
・混沌の神々の意志によって支配された種族だったが、異界の神〈ヤト〉の加護により、混沌の意志から解放された。
■アルファ小隊
〈ヤトの一族〉に属する精鋭戦士によって構成された部隊であり、異界の神〈ヤト〉に祝福された亜人種族でもある。その加護により、夜戦において比類なき強さを誇る。戦いの中で生まれ、戦いによって育まれた彼らの魂は、研ぎ澄まされた刃のように鋭く、あらゆる敵に対して脅威になる。
◆レオウ・ベェリ〈緑色の豹〉
・ヤトの一族の〝族長〟であり、横浜にやってくる決断を下した。
◆ヌゥモ・ヴェイ〈赤い雲〉
・族長の息子であり、若きリーダーとして一族を率いている。
◇ナミ〈波の音〉
・忠誠心にあつく、〈深淵の使い手〉であるレイラの戦士になることを誓う。
・レイラの家族として、ミスズを守る決意をする。
◆アレナ・ヴィス〈硝子の砂〉
・隠密行動に優れた戦士であり、一族から深い信頼を寄せられている。
◇アーキ・ガライ〈大樹〉
・狙撃手としての優れた素質を持つ女性。
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■変異体・敵対勢力
◆◇老人〈脳喰らい〉
・老人を思わせる異形の変異体。
・まるで文明の残滓を嘲笑うかのように〈廃墟の街〉を彷徨い歩く。
◆◇人擬き
・〈廃墟の街〉で彷徨う不死の化け物。
・驚異的な生命力と再生能力を持ち、基本的に殺すことはできない。
・戦闘のさいには、無力化することを優先し行動することが求められる。
◆◇略奪者〈レイダーギャング〉
・荒廃した街で活動する無法者、ならず者であり盗賊であり狂人の集団。
・ギャングを結成し、スカベンジャーや隊商を襲い物資を略奪している。
・〈廃墟の街〉には様々な組織があり、ギャング同士の抗争も絶えない。
◆◇不死の導き手〈宗教団体〉
・守護者や旧文明の技術を信仰の対象にする謎めいたカルト集団。
・勢力を拡大しているという噂が絶えないが、その実態は見えてこない。
◆◇機械人形
・旧文明期に製造されたロボット、あるいはドロイド。
・様々な種類があり警備ロボットから軍用ロボット、それに介護ロボットまで存在していて、あらゆるニーズに応える機械人形が製造されていた。
◆◇守護者〈人造人間〉
・人を模して創造された〈人造人間〉。
・人類とは敵対していないが、味方とも言い切れない。
・謎に満ちた存在であり、共同体の多くは守護者とは関わらないようにしている。
・無差別に攻撃してくる守護者もいるため、接触を避けることが賢明だ。
