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不死の子供たち・設定集  作者: パウロ・ハタナカ
第二部・目覚め

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013 第二部・集落・その他


■C21コンテナヤード

・医療組合の仕事で訪れることになる小規模な集落です。

・住人からは、〈コンテナプラザ〉とも呼ばれています。

・超高層建築群の足元に広がる広場には、錆びついた貨物用コンテナが迷宮のように積み上げられ、長らく放置されていました。それらのコンテナは現在、住居として使用されるだけでなく、防壁としての役割も果たしています。

・錆びついたコンテナの表面には、かつての鮮やかな色彩が残され、集落全体に彩を添えています。しかしそれとは対照的に、広場を囲む建物の上層からは瓦礫(がれき)やゴミが降り注ぎ、辺り一面に散乱しています。さらに高層建築物が日の光を遮るため、広場には陰鬱で湿った空気が漂っています。住民たちはこの重苦しい環境の中で日々の生活を送っています。


■第七検疫セクター・隔離研究施設

・〈廃墟の街〉に複数確認されているピラミッド型の超構造体(メガストラクチャー)のひとつです。

・構造物に続く大通りには、巨大な鳥居が並んでいて、どこか異様な雰囲気を醸し出しています。しかしそれが何を意味するのかは誰にもわかりません。

・大蜘蛛の変異体が建物の周囲を棲み処としているため、施設内を探索するどころか、近づくことすら困難な状況です。

・施設全体に張り巡らされた配管は経年劣化で損傷しているのか、絶えず蒸気が立ち昇り、施設全体を霧のように覆っています。


■姉妹たちのゆりかご〈二十三区の鳥籠〉

・高い防壁に囲まれた大規模な鳥籠です。この防壁は、倒壊した旧文明期の建築物の壁面をそのまま流用して築かれ、外敵から住人を守っています。

・花街としても知られ、商人以外にも多くの客が集まり賑わいを見せています。

・鳥籠を管理しているのは、〈姉妹たち〉の名で知られた女性たちが組織した組合です。

・〈姉妹たち〉は皆一様に同じ顔をしていて、クローンだと噂されています。

・彼女たちの管理の下、鳥籠は秩序と繁栄を享受しています。


■航空戦艦〈タケミカヅチ・廃艦〉

・〈二十三区の鳥籠〉の地中に埋まった謎多き旧文明期の戦艦です。

・現在は、戦艦の艦橋部分だけが露出している状態です。


■スクラップコロニー〈換気施設〉

・超高層建築物の屋上に築かれた集落です。

・建物の壁面を縦横無尽に這うように設置された直径三~五メートルの巨大なパイプライン群は、集落の住人たちに移動経路として活用されています。しかし、その本来の用途は、広大な地下区画を換気するための排風機や送風機としての機能を果たすことにあります。

・住民たちは、変異体〈人擬き〉が出没しない建物屋上の空間を最大限に利用していて、廃材で建てられた無数の掘っ立て小屋が上下に並び立っています。

・複雑に入り組んだ配管が足場として活用され、独特の風景を作り出しています。

・屋上に設置された建設用の巨大なクレーンは、落下防止の柵と足場が増設され、となりの建物の屋上に向かって伸びています。

・かつてヘリポートとして使われていた場所には、地上から運び込まれた土が敷かれ、今では畑として利用され、住民たちの食料を供給しています。


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■廃墟の街


・文明崩壊後の世界に残された巨大階層都市の廃墟です。

・高層建築群が空高く聳え、それらの建物は空中回廊によって繋がり複雑な空間を形成している。都市の中心には超構造体メガストラクチャーがひしめき合い、無数の〈建設人形〉によって整備、管理され、無人のまま現在まで維持されています。

・地底の広大な空間に建造された〈地下区画〉

・人々が生活する荒廃し、瓦礫に埋もれる〈下層区画〉

・高層建築群に架かる空中回廊によって迷路のように入り組んだ〈中層区画〉

・主に超構造体の上階に広がる特権階級のための世界〈上層区画〉

・それらの区画によって厳密に隔てられた都市には、〈旧市街地〉や〈汚染地帯〉など、人々が立ち入ることのできない危険な区画が多数存在しています。

・〈スカベンジャー〉たちが廃品を回収しているのは、主に〈下層区画〉です。


■鳥籠

・旧文明期の施設の周囲に築かれた集落のことです。

・数世帯の家族が暮らす小さな集落から、〈ジャンクタウン〉のように数千人が暮らす大規模な鳥籠も存在します。

・鳥籠の多くは〈廃墟の街〉で生きる人々の共同体によって管理されてきましたが、施設を維持してきたのは、主に管理システムの人工知能であり、人々は必要とされていません。

・高い壁に囲まれているため、人々は〈廃墟の街〉に潜む脅威から守られています。


■ジャンクタウン

・〈横浜・第十二核防護施設〉の名で知られた旧文明の遺跡に築かれた鳥籠です。

・数千人が暮らす大規模な鳥籠であり、組合や市場、居住区画などがあります。

・旧文明の施設が存在し、人々の生活を支えています。

・掘っ立て小屋が立ち並ぶ区画や市場、それに廃品置き場など広大な敷地面積がありますが、人々が近寄ろうとしない治安の悪い区画も存在します。


◆横浜の拠点〈保育園〉

・保育園の地下に建造された旧文明期の核防護施設シェルターです。

・海岸で入手した情報端末に記録されていた位置情報を頼りに、発見されました。

・旧文明の建材を用いて防壁が築かれたことで、拠点の安全性が向上しました。

・しかし管理権限の都合により、まだ解放されていない地下施設が存在します。

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