表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
童貞って言うな!  作者: 袴田一夜
明堂帝翔
97/129

モテ男の苦悩


その日の放課後は生徒会と部活で忙しく、聖奈に会いに行けなかった。


またバスケの見学に来るんじゃないかと期待したが、彼女は現れず。


次の日。


俺は日直で早めに学校に行った。



「明堂くん、おはよー」



クラスの一軍女子3人組に声をかけられる。


一軍なだけあって、顔も可愛いし、スカートも短い。


もれなくこの3人に俺は告白されたことがある。


俺はそれを秘密にしなければならない。


何故なら3人別々で告白されて、「他の子には言わないで」と3人に同じことを言われたからだ。


つまり、表向き仲良し3人組を装っているが、実際心の中では自分が一番可愛いと思っていて、同じ男を狙って争っている。


そんな女の戦いに俺を巻き込まないでくれ!


外見は申し分ないが、こいつらの媚を売る目つきが苦手で、誰とも付き合いたいと思えない。


そもそも彼女達は俺のことが好きで付き合いたいんじゃなくて、イケメン生徒会長と付き合ってるというステータスが欲しいだけ。


お前らみたいな女は、おとなしく他校の先輩...ちょっとヤンチャな高校生でも狙ってろ。


俺を落とすより遥かに簡単だ。


「ねえねえ、昨日の数学の宿題でわからないところがあったんだけど、明堂くん教えて」



3人のうち1人が甘えてくる。


振ったのに...まだ諦めてないのか?


俺はカバンから数学のノートを出して、女子に渡した。



「ノート写していいよ」


「えーっ、教えてよ」



猫なで声が癇に障る。



「3人で仲良しごっこしてるんだから、誰かしらわからない? 揃いも揃って馬鹿しかいないの?」



俺は笑顔で嫌味を言った。



「やだー明堂くんひどぉーい! ドSなんだから!」



...き、効いてねぇ。


たまにいるんだよな。


俺が何言っても喜ぶ変態。


ますます苦手だ。



「帝翔、おはよ」



聖也が来て、俺は助かった。


こんな奴らと喋ってたら、いつか手が出そうだ。



「さっき聖奈が教室の前まで来てたんだけど。お前に話があるって」



聖也が小声で耳打ちする。


聖奈が?!



「でも、帝翔が他の女の子と楽しそうにお喋りしてるから。聖奈は行っちゃった。嫉妬したのかもな」



俺はそれを聞いて、教室を飛び出した。


聖奈の方から会いに来た!


やっぱり聖奈は、俺のこと嫌いになったわけじゃないんだ!


女子に囲まれて、俺が喜んでると思われたか?


誤解だ、勘弁してくれ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ