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童貞って言うな!  作者: 袴田一夜
明堂帝翔
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友達もいない


時刻はまだ13時12分。


早退したせいで暇だ。


家に帰って仕事することも出来るが、今日はもうやる気がない。


どうすればマリアと付き合えるのか作戦でも練ろう。


誰かに相談したい気分だったが、聖也は仕事中。


定時まであと4時間もあるし、早退した身で同じ会社の聖也は誘いづらい。


かといって他に連絡出来る友達もいない。


彼女もいなければ、友達も俺にはいなかった。


上辺だけの友達なんていらない。


不要な人付き合いは、お金も時間も無駄になる。


そう思って生きてきたが、こういう時不便だ。


生きている世界が狭いから、視野も狭くなる。


誰かにアドバイスをもらいたいのに。


行きつけのバーに行って話したい気分だが、まだ開店前だ。


こうなったら最終手段。


俺は兄に電話をかけた。


兄は今年29歳。


俺と一つしか年齢変わらないのに、バツ2で、それぞれの前妻に子供がいる。


はっきり言って、クズだ。


離婚の理由は両方とも兄の浮気。


しかしどういうわけか、クズに限ってモテる。


今も女と二人で暮らしてるのだから、俺よりは確実に恋愛上級者だ。


好きなことを仕事にして、自分の会社を持って成功している。


俺と双子に間違えられるくらいだから、顔も良い。


悔しいが、何もかもが勝ち組。


どうしたら俺は彼女を作れるのか!


相談しようと思ったが、いくら待っても兄は電話に出なかった。



「つかえねーな」



心の声が思わず漏れてしまった。

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