1話:始まりは突然に
作者が地方出身のため、言葉が乱れる場合があります
僕こと真音生寺 祢緒は今日深夜0時を持って16歳から17歳になる。
誕生日であるが、誰も祝ってはくれない。なぜなら僕の家族は誰一人いないから。
七年前、僕と両親は交通事故にあったらしい。“らしい”というのは、僕の記憶が事故のショックで失われてしまっているからだ。10歳以前のことを僕はまるで覚えていない。
そんな僕を育ててくれたおばさんも1ヶ月前にがんで他界。葬式が終わった後、僕は何もする気が起きなかった。育ての親であるおばさんに報いるために僕は勉強し頑張っていたからだ。
学校にはもう二週間近く行っていない。
何もかもがめんどうくさい。
このまま何も食べなければ死ねるのではないか。
そんな事を考える。
生きる意味が分からない、存在する意味が分からない。
誰か教えてくれ・・・。
・・・どうやら寝てしまっていたようだ。
何時だろうと思い、体を起こそうとする。
重い・・・。何かが腹の上に乗っかっている。
おばけでない事を願い、顔を上げると、
そこには、彼女がいた。
お粗末さまでした。今話はプロローグ的なもので、全体的に暗いですね。次話も読んでくれるとうれしいです。東方が好き過ぎて困る俺自重。