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到着

 学生たちは馬車から出て目的地のピース山を見ると感嘆の声を上げる。

 ここまで自然に溢れた空間は見たことが無いのだ。

 感動で動けないでいる。


「はぁ……」


 だが、それは一学年の生徒だけ。

 他の者たちは近くにいる一学年の生徒の頭を叩いて正気に戻す。

 二学年の生徒たちは去年は自分達もこうだったのかと溜息を吐いてしまう。

 感動するのは理解できるが口を開けっぱなしにしているのは恥ずかしく思ってしまう。


「この山に初めて来たら大抵はそうなるからな。俺たちもお前も口を開きっぱなしにしていたらしい」


「恥ずかしいから言わないで下さい!」


 このやり取りも毎年、誰かがやっているのだとしたら笑えて来る。


「一学年の生徒は正気に戻ったな。では今日はこれから山の中を走ってもらう」


 突然の内容に一学年はやはり驚き、それ以外の者達はやはりかという反応をする。

 二学年以上の者は去年も経験したので驚きはない。

 ただ一学年がはぐれたり魔獣に遭遇しないように気をつける必要がある。

 今年は騎士もいるから去年よりは楽だろうと三学年以上は考えている。


「すみません!この山の中を走るんですか!?」


 一学年の疑問に頷く教師。

 決して言いなりでは無く、疑問を持って質問をしたことに笑顔を浮かべる。

 最近は疑問に思っても質問しなかったり、疑問に思うことなく言いなりに従ったことを思い出して今年は優秀な生徒がいるなと思ったからだ。


「そうだ。実際に走って山や自然が国の中と実感してもらおうと考えている。ただ魔獣もいるから気を付けるように。中には学園で攻略させている迷宮よりも強い魔獣がいるからな」


 教師の言葉に一学年は本気で言っているのかと視線を向ける。

 それに対して頑張れと声援を送り、学園の先輩たちは一学年の肩を叩く。


「先生たちの言っていることは本当だ。それと魔獣からお前たちを出来る限り護るために二学年から上はお前たちのフォローに回るんだ。安心しろ」


 先輩の言葉に一学年は安心した者や不満そうになる者といろいろな反応を示す。

 そして先輩たちは不満そうな者に苦笑して続ける。


「迷宮と一緒にするなよ。迷宮で学んだこと得たことがあっても通用しないことが自然の中では多々あるんだ。毎年、誰かしら激しい運動が出来なくなったり死んだりする者が出るからな。俺たちの指示に従えよ」


 そう言われても不満そうな顔が消えない者もいる。

 こればかりは実際に経験してみないと分からないことだと先輩たちは苦笑して走り始める。

 自分たちもそうだったのだから。



「それじゃあ私たちも食べられるものを探しに行かせてもらいます」


 騎士たちはケンキの前に整列して並んで挨拶をする。

 それに対してケンキも頷き注文を付け加える。


「………念のために学生たちも危険な目に遭わないか気に掛けてやって」


 流石に同じ学園に通っている生徒が死ぬ可能性があるのに見過ごすことは出来ない。

 騎士でもあるのだから出来る範囲で手助けしてやって欲しいとケンキは頼む。


「「「「当然!」」」」


 騎士たちはケンキの頼みに当たり前だと返す。

 民を護るべく騎士となったのに見殺しにするのは有り得ない。


「……そう。それじゃあ解散」


 その言葉と共に騎士たちも山の中へと入っていく。

 ケンキは騎士たちが自分の注文に断られるとは思っていなかったが受け入れられたことに安心した。

 そして騎士たちと同様に、これから一週間生活するのに必要な食糧を山の恵みから分けて貰うために山の中に入る。


「ぜはぁ……。はぁ……」


 山の中に入ると早速、息を途切れている同じ学園の生徒がいた。

 それも一人では無く複数人もいる。

 特に息を途切れているのはケンキと同じ一学年の生徒で何をそんなに疲れているのかとケンキは隠れて観察する。

 一学年の生徒の周りには学園の先輩たちがいて、彼らは多少息が途切れているぐらいだ。


「少し休憩するか?一日中、今日は走らないといけないが目的は国の中や迷宮との違いを実感させることが目的だからな。もう大分違うことは理解しただろう?」


 先輩の言葉に一学年の生徒たちは頷き脚を止める。

 言葉に甘えて休憩するためだ。

 そもそも一日中ずっと走れる体力なんて無い。

 それは教師たちも同じはずだと考えている。


「はぁ……。はぁ……。はい。……いつもより踏みしめる地面が柔らかかったり、でこぼこしたり、かと思ったら滑りそうになったりと全然違います」


 その言葉に他の一学年の生徒たちは頷き、先輩たちも良く理解していると感心する。

 普段と違うことが、どれだけ影響を及ぼすのか実際に走ることで理解してくれて有難いのだ。

 中には普段と違うのは当たり前だと考えてるだけで、どれだけ影響があるのか予想もしない者もいる。

 

「そうだな。他にもこの木とか天然の障害物も多い」


 先輩の言葉に頷く一学年の生徒たち。

 たしかに色々と邪魔な障害物が多い。

 しかも壊したら壊したで更に邪魔になりそうだ。


「一つ言っておくが邪魔だからと壊したり燃やしたりするなよ。ここを貸してもらえなくなる」


 その言葉にピタリと止まる者達。

 一学年だけでなく先輩たちもいた。


「お前らまで……」


 その様子に溜息を吐く先輩。

 一学年どころか、それより上の学年の者たちが意図的に山の自然を壊したら二度と使えないと分かっているのに行動に移そうとしていた者たちに溜息が出る。

 注意をすると直ぐに正気に戻って助かったとも思っていた。

 そのまま行動に移していたら実力行使せざるを得なかった。


「まぁ良いや。それよりも数分だけ休憩したら、また走るから身体を休ませておけ」


 その言葉と同時に一学年の生徒たちは汚れるのも気にせずに地面に座り込み休憩していた。

 それより上の学年たちは座り込むことなく立ちながら体力を回復していた。

 そのまま数分過ぎて、また走り出すのだろう。


「………頑張っているな」


 その様子を確認してケンキは本気で思ってもいないことを口にする。

 正直、ただただ一日中走るだけだ。

 自分ならやってられないと嫌になる。

 ただ実感して慣れるだけの走り込みはキツイ。

 せめて他にも何か目的が欲しい。


「………それにしても運が良かった」


 山の自然を破壊しようとしたときは止めようと準備をしたが、その機会が無くて助かった。

 ケンキがやろうとしていた場合、確実に気絶はさせていた。

 その場合、山の中に置きっぱなしになるから運ばなければならなかった。

 その手間がなくてラッキーだと考えていた。


「………今日は死者が出ないかな?」


 ケンキは何となく首を傾げて予想する。

 今回のサバイバルで強大な魔獣が群れを成して襲ってくるような気がしたのだ。

 正直、ケンキ一人だったらラッキーだと喜び踊り回っていた。

 どれだけ強大な魔獣がどれだけ多くの数を成して襲って来ても死ぬとはケンキは欠片も思ってもいない。

 だが護るべき者たちがいるとなると、そうとも言ってられない。

 戦いの余波で死んでしまう可能性もあるからだ。

 ケンキ自身の攻撃の余波で学生たちが死ぬとなると笑ってられない。


「…………もう少し確実性と精度があればな」


 強大な魔獣が群れを成して襲ってくるのも可能性の話だ。

 それが普段よりも可能性が高いから警戒しているだけで、可能性が低いのは変わらない。

 この程度の可能性で授業を中断するのは戸惑ってしまい何も言っていない。


「………うまい」


 これからの事を悩みつつケンキは他の騎士たちと同様に山の恵みを採りながら、口の中に入れていく。

 ちょっとしたつまみ食いの感覚だ。

 少しぐらい食べても採ってきた恵みの量全体からすれば、ほんの少しだという考えから口にしていた。


「………そういえばユーガ達は何をしているんだ?」


 一学年の生徒たちを見てケンキは幼馴染たちに興味を持つ。

 一緒の馬車ではいなかったがラーン達も来ていたのを思い出して探して何をしているか観察することを思い付く。

 そして思いついたら早速行動しようと探し始めた。


「………さて何処にいる?」


 ケンキは木の枝を足場にして山の中を駆け巡る。

 中には体重をほんの少し掛けただけで折れそうな枝すらも足場にしている。

 実際にこの山にいる騎士や学生が足場にしたら折れて木の上から落ちてしまうだろう。


「………探すのが面倒だ」


 そして、もう一つ特徴がある。

 それはケンキの移動する音が全く聞こえないことだ。

 山の中で走っていたら衣類の擦れや葉っぱに掠ったりした音がしそうものだが全くしない。

 しかも葉っぱや枝が揺れ動く姿すら見せていなかった。


「………枝はともかく、葉っぱを足場にするのは疲れるな。その分、訓練になるとはいえ、やっぱりキツイものはキツイ」


 どうやらケンキは葉っぱを足場にすることが出来るらしい。

 とんでもない軽業だ。

 そして思わずケンキが愚痴を口にするぐらい技術的に難しいようだ。


「……国の中では邪魔になるから訓練なんて出来ないしな。迷宮なんて更に迷惑行為になってしまうだろうし」


 必然的に国の外でしか訓練できないことにケンキは嘆く。

 基本的に少しのペースがあれば出来る訓練とは違い特殊な場所じゃないと、この訓練できないことにケンキは溜息を吐いた。

 それに国の外と言っても今いる山のまで行くのに距離は遠い上、国の外の周囲は基本的に草原だ。

 この場所も国の者なので基本的にはいつも使えるわけでは無い。


「………ふぅ。……ふぅ」


 訓練の方法を考えながら探しているとユーガ達やラーン達もいた。

 その周囲には先輩達、そして更に周辺には騎士たちの何人がいた。

 この騎士たちは王族であるラーンの護衛だろう。

 騎士たちが隠れていることにユーガ達の姿に少しだけ笑ってしまう。


「………よし休憩しよう」


 先輩たちが立ち止まりユーガ達にもストップをかける。

 それにラーン達も一緒に止まったことから共に行動しているらしい。


「はぁ……。はぁ……、まだ俺たちは全員走れますよ。なぁ……」


 代表して答えたユーガの言葉に全員が頷く。


「ダメだ。休憩して飯を食うぞ。時間も丁度良いしな」


「………は?」


 先輩の言葉にユーガ達は自分たちが持っている時計に目を送る。

 ずっと走っていたから時間も気にしなかったが、たしかに昼ご飯を食べる時間だ。

 周りにいる騎士たちも行動を止めて見守っている。

 護るべき王族たちが飯を食うのなら自分達も周囲を警戒しながら交代して飯を食う気だろう。

 その姿にケンキは自分も協力してあげようと言う気になる。


「………俺が代わりに警戒してやるから、さっさと飯を食え」


 後ろからケンキが気配無く声を掛けたことによって驚きの声を上げそうになるが騎士たちは慌てて口を塞ぐ。

 そのお陰で学生たちにもバレてなく、ケンキも満足そうな表情を浮かべる。


「………ビックリしました。何時の間に来ていたんですか?」


「……ついさっき。……それよりも俺も手伝ってやるからさっさと飯を食って直ぐに動けるようにしておけ」


 ケンキの言葉に頷いて騎士たちは持っていた軽食を口にしていく。

 目の前には学園の生徒たちが和気あいあいと食事をしていた。

 それを無表情に眺めているケンキを見て一人の騎士がケンキに近づいて提案をする。


「ケンキもあの中に入ってきても良いんだぞ。近くにケンキがいるってだけで護衛にもなるし王子たち以外にも友達がいるんだろ。混ざっても文句は言わないぞ」


 勝手な提案だが騎士たちは頷く。

 長い付き合いなのだ。

 自分の息子の様に思っている騎士もいれば、弟の様に思っている騎士もいる。

 だから甘く接してしまう者も多くいる。

 今いる騎士もその手合いだろう。


「……別に良い。それよりも、お前らも飯を喰え」


「……お前は何時、喰うんだ?」


「……つまみ食いをしながら来たから気にしなくて良い。腹は減っていない」


 ケンキの言葉にそれなら良いがと心配そうに顔を向けながら距離を取っていく騎士。

 それに溜息を吐きながら採取した山の恵みを口にする。

 その姿を見て騎士たちも漸く安心する。


「……知っていると思うが、この山の恵みはサバイバルに来た騎士たちの元で使うから分けたりはしない」


 ケンキの言葉に騎士たちは苦笑してしまう。

 本人の言葉通りに知っていると予想してきた癖に、そんなことを態々言うとは。

 それとも、その山の恵みがそんなに美味しいのかと護衛に合間に探そうかと考えてしまっていた。

 夜、王子たちが眠っている間なら大丈夫だろうと予想する。

 今は襲って来ない魔獣も夜の間から襲ってくるかもしれないが、この山にいる魔獣程度の相手に殺される気は一切ない。


「貰わないがケンキが態々、そんなことを言うとはな。興味が湧いた。どれが一番、美味しいと思ったんだ?」


 興味が湧いたという言葉に見せるぐらいなら問題ないとケンキは一番、美味しく感じたものを手に取ってみせる。

 それは赤く大きな野イチゴだった。


「………君、本当に野イチゴが好きだね」


「……そうか?」


「うん。サバイバルに参加するとなると絶対に野イチゴを採って来てる」


 護衛をしている騎士もケンキと何度かサバイバルをしたことがあり、野イチゴを絶対に持って来ていたことを口にする。


「………なるほど。意識をしていなかった」


 自分の好物なのにケンキは今気づいたように言う。

 そのことに騎士たちは溜息を吐いて頭を手で押さえる。

 ケンキの言葉に頭痛を感じたのが理由だ。


「…………そういえばユーガ君たちや王子様たちも体力が他の一学年たちよりあるな。俺たちが一学年の時なんて全員が息を酷く途切れさせていたのに」


 休憩の合間に学生たちが会話をしている。

 盗み聞ぎをしている状態になってしまっているがバレなければ問題ないだろうとケンキは自分に言い訳をしている。

 護衛の者達は平然と盗み聞ぎをしているが、それは護衛という仕事をしている間はどうしても対象者の話を聞いてしまうから慣れてしまったのだろう。


「ケンキのお陰だな」


 ユーガの言葉に王子たちとサリナは頷く。


「やはりお前もか。ケンキと付き合っていると追いつくために能力が引き上げられるからな。体力はともかく技術に関しては同年代よりは優れているはずだ」


「そうだな。だが絶対ではない。同じパーティを組んでいるシャルはケンキと一緒にいた俺たちよりも優れているいる部分もある。シャルだけではなくて、他の皆もな」


「……?当然だろう。少なくとも、お前の過ごしている学園は優秀な者たちが集まっている学園だ。例えば七学年の生徒が一学年の生徒の全てで優れている者がいても、同じ学年同士で全てが優れている者なんているはずが無い」


 ラーンの言葉にユーガもたしかにと納得する。

 ケンキだって性格とか問題点が多いのだ。

 全てにおいて優れている者はいないのかもしれない。

 先程の例だって、経験の差で優れているだけで成長すれば超える部分も現れるだろう。


「ところで貴方達はケンキにどうやって鍛えられたのかしら?私たちは、ひたすらに組手をしていたわ。お陰で手加減をしていない騎士たちにも勝てるようになったわ」


 話を聞いていた護衛たちは目を逸らしケンキを睨む。

 護るべき相手より弱いのは騎士としてのプライドが激しく傷付いた。

 その原因のケンキを睨んでしまってもしょうがないだろう。

 そしてケンキは睨まれながらも無視をする。


「俺たちの場合は遊びに組み合わされていたな。鬼ごっこに魔法で攻撃とか何でもアリにしたと。あとケンキの実験にも偶に付き合っていたぞ」


「………なるほど。ケンキの引き出しの多さに一足買っていると」


「偶に当時の同級生とかも巻き込んでいたがな……」


 王族よりはケンキと楽に付き合っていたと知ってユーガ達は目を逸らす。

 普通は逆じゃないかとユーガ達は思いケンキに対して文句を不満をぶつける。


「お前……」


 ケンキの行動に騎士たちも非難の視線を送るが、その視線にはケンキは悪びれた様子を見せない。

 むしろ当然のことだと堂々とする。


「……王族だからこそ身を護る術をどんな形でも身に着ける必要がある。最低限、ドラゴンから逃げれるくらいはあるはずだ」


「………そうか」


 ドラゴンと聞いてケンキにやり過ぎだと責めれば良いのか、それともよくやったと褒めれば良いのか騎士たちは迷ってしまう。

 ドラゴンは世界でも最強クラスの魔獣なのだ。

 襲われれば国が滅んでしまってもおかしくないクラスの天災。

 それ相手に逃げれるのは結構な実力があると考えることが出来る。


「……まぁ、そんな実力があっても意味が無いが」


 騎士たちはケンキの言葉に説明を促す騎士たち。

 どういうことか興味があるのだ。


「……王族だから国を見捨てて逃げることは出来ない。よっぽどの状況じゃないと無理だろう。……国を見捨てた王族とか外聞が悪い」


 たしかに王族が逃げたらと知られたら一生責められるかもしれない。

 例え騎士や庶民が逃げても何も言われないのに。

 そう考えると王族というのは生まれながらにして不利な生まれだ。


「……まぁ逆にいえば本当に逃げるしかない状況だったら逃げれるように鍛えたけど」


 ケンキの言葉にホッと一息を吐く。

 それなら安心できると。


「………それはそれとしてお前らはもう万全に動けるのか?」


 ケンキの突然の言葉に全員がお腹の調子を確かめて頷く。

 ケンキも一人一人確認してから大丈夫そうだと頷いた。


「………なら全員、立ち上がれ。あいつら休憩は終わりだと立ち上がるぞ」


 その言葉を確認すると一瞬後、王族や他の幼馴染たちも立ち上がり屈伸や背伸びをしている。


「……それじゃあな。これから一週間頑張れよ」


 ケンキの未来を当てた様子に驚き励ましの言葉を受け振り返ると既にケンキは消えていた。

 音も無く消えたケンキの実力に陰から護衛してきた騎士たちはプライドを傷つけられたが負けられないと奮起した。

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