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第2話 高等部入学式 朝

朝。


中等部を卒業してからはや一ヶ月経つ四月八日。

今日はこの響堂館学院中等部、高等部の入学式である。


といっても高等部も中等部もほとんどはそのまま繰り上がりだし、残りも数名外部から転入してくる程度。

変化が余りにも少なく、高校生になったと実感するような事もほとんどない。

全くもって閉鎖的な学校である。


そんなどうでもいいことをぼーっと考えながら制服に着替え、朝食はどのカップ麺にしようかと考えながら寝室から出たとき、

―――ピンポーン

と、インターホンが鳴った。が、無視してキッチンでカップ麺をあさっていると、

―――ピンポーン

また鳴った。が、無視する。

―――ピンポーンピンポーンピンポーピンピピピピピ


「うるせえ!」


開けないと延々と鳴らされそうだったので、仕方なく、本当に仕方なくにだがドアを開けると、そこには思った通り、友人が立っていた。


「留守を決め込み開けないとは酷いではないか!」


我が友人は喧しい事この上ない。


「こっちは寝起きなんだよ。朝っぱらから勘弁してくれ。まあいいや、入れよ。」


「うむ、邪魔するぞ。」


ちなみに、このなんか偉そうにしている友人の名は紫遠という。

青みがかった黒髪に青っぽい目をしたいけすかないイケメンである。

一応こんなでも皇族なので、姓はない。

中等部の時も俺の部屋にほとんど毎日来ていたが、まさか高等部初日から来るとは思わなかった。


「朝食は食ったか?」


と念のために聞いてみると、


「まだだ。私はUMA焼きそば焼き肉味を所望するぞ。」


案の定というかリクエストをだしてきやがったので、棚からUMA焼きそば焼き肉味と、コップヌードルハヤシライス味を取りだし、封を切り、お湯を注いでテーブルへともって行く。


まあ、そんなこんなで、だらっとしている紫遠と、

「そういえば雫よ。ハヤシライス味ってなぜ米が入ってないのに、ハヤシ[ライス]味となっているのだろうか?」

などと、まあ比較的どうでもいい話をしながら、のんびりと、朝の一時を過ごしていたのであった。




名前 紫遠 (しおん) 皇族なので姓はない。

見た目 青みがかった黒髪 青みがかった黒目 長身のイケメン

一人称 私

好きなもの ジャンクフード 毒々しい清涼飲料水 焼き肉 姉と妹 漫画 ラノベ ボカロ 雫

嫌いなもの コーヒー Gなどの虫系生物 香水 花粉 蚊 黄色い声 甲高い音 ヒス女 ボンボン

動物に例えるとシャム猫。主人公と会った事によりジャンクフードなどが大好きに。スクールカースト最上位の一員であり、なんか口調も偉そうだが、軽いツンデレ。


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