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箱入り娘、始めました。  作者: へッどほん
7/23

お骨様の逆襲

今回は久しぶりの箱娘ですぞお

よろしくお願いしますぞお


≪進化が完了しました。≫


≪[状態異常耐性]がLv2になりました。≫


≪[気配察知]がLv4になりました。≫


≪【種族スキル】[収納パック]を習得しました。≫


≪【種族スキル】が解放されました。ステータスから確認が可能です。≫


 ん、ん~よく寝た


 進化が完了し目が覚める。


 さて、ステータスオープン


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


【名前】

【種族】ものたべボックスLv1

【性別】♀

【適正】地


【能力】▽

 HP:40/40

 MP:28/28

 攻撃:35

 体力:30

 耐久:70

 魔力:28

 精神:48

 敏捷:10


【種族スキル】▽

 収納パック


【スキル】▽

 HP自動回復Lv2 MP自動回復Lv2 状態異常耐性Lv2 気配察知Lv4

 魔力感知Lv2 魔力操作Lv2 念動力Lv2 特攻

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 ふむふむ…微妙にステータスが上がって、スキルも若干上がってるのか…敏捷が上がってるのが何気にうれしいな!


 ステータスを見ながら思考を整理していると…


 ぐぅ~


とお腹が鳴った。


 …なんか恥ずかしいな…


 まずは腹減ったではないのだろうか…女になってまだ一日しかたってないのに、もうここまで乙女化が進んでしまって…


 …それよりなにか食べないと…


 ものたべボックスは生箱とは違って餓死するらしいし、動けるうちになにか食べなければいけない。幸いものたべボックスは雑食なため、そこらに生えてる草でも食べればいいだろう…草見当たらないけど…そもそもどうやって食べるんだろうか…やっぱ箱の口だろうか…なんかさっきから蓋がかぱかぱ出来るけど…


 …とりあえず探しに行こうか…


 跳ねる。どれくらい進むかわからないから、とりあえず一跳ね。

 跳ねた瞬間身体に電撃走る。なんだ…いったい何なのだこれは!?…この感動は!?ヤバい!感動がヤバい!!動くことがここまでうれしいなんて!!!

 跳ねる。ひたすら跳ねる…。


 ぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょん……ぜぇー…はぁー…


 何跳ね位しただろうか…。この跳ねる行為…結構しんどい。興奮しすぎた。さらにお腹空いた…。休憩して自重しよう。まさかこれほど消耗するまでぴょんぴょんするとは、自分でも驚きだわ。まあそこそこ動けるのがわかったし、休憩したら真面目に探しに行こうか















 私は今…骨を捕食している。ちなみに二体目。近づいてきたところを念動力を利用し、頭からバクり。顎が強いのか普通に噛み砕ける。最初は抵抗があったが、草も生物もいないから仕方なく食べた。しかし、バリバリしてて結構いけた。どことなくうすしお味っぽい。骨の核みたいなものもあるが、そちらは非常食として収納パックに入れている。多分魔石的なあれだし何かに使えるかもしれない。Lvも2にあがって上場。大体二体ほどでお腹が膨れるようだ。

 そんな感じでのんびりバリバリしているが、現在目の前に下り階段のようなものがある。このような洞窟にこのような人為的なものがあるとは驚いたが、そういえばファンタジーだったなと思い、もしかしたらこの洞窟はダンジョン的なものなのかもしれない、とひとり納得…え?ダンジョン?マジで!?


 …これは降りるしかないな!


 彼女は危険などを考えないのだろうか…。考えなさそうだ…。


 生き物がいたらいいなぁ


 さすがに骨だけは飽きる…。まだ二体分しか食べてないが、そのうち絶対飽きる。食事が億劫になるのは嫌だわ…。それに骨だけじゃLvが中々上がらないし…。しかし


 …そもそもどうやって降りよう


 私は箱である。ゆえに足はない。跳ねることは出来るが、歩くことは出来ない。念動力で浮くことは出来るが、階段がどれほど長いかわからない。もう最初から転がり落ちたほうがいい気もするが、階段の長さによっては普通に死ぬ。だが行くしかない。


 い、行くぞぉ…やるぞぉ…


 とりあえず最初は跳ねておりつつ、転げ落ちそうなら念動力でバランスをとりながら降りよう。最悪転げても私の耐久は今74もあるから、きっと死にはしない。階段ぎりぎりまで近づいて…3カウントで行くぞぉ。


 3…2…1…ぜrあちょっまっ押さないで


 ナニカニオサレタ。ヤバい、パニックのせいで念動力が発動できな…


 ガンッ ゴンッ ギンッ


 痛い!地味に痛い!だれ!?押したのだれなの!?


 階段を転げ落ちる中、階段の上に見えた影は…今まで弱い弱いと思っていたスケルトンの影だった…。


 おのれ骨えええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ…!!!!!










 ひ、ひどい目にあった…。


 階段を転げ落ちた彼女。人間だったら軽く死亡してしまうような長さを転げ落ちたというのに、当の本人は割と元気そうである。


 結構HP減ってそうだし…と、とりあえずステータスオープン


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


【名前】

【種族】ものたべボックスLv2

【性別】♀

【適正】地


【能力】▽

 HP:28/44

 MP:31/31

 攻撃:37

 体力:33

 耐久:74

 魔力:30

 精神:50

 敏捷:10


【種族スキル】▽

 収納パック


【スキル】▽

 HP自動回復Lv2 MP自動回復Lv2 状態異常耐性Lv2 気配察知Lv4

 魔力感知Lv2 魔力操作Lv2 念動力Lv2 特攻

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 け、結構痛かったのに思ってたより減ってない…いやここは喜ぶとこか…けどもうお骨様には会いたくない…


 今回のことがトラウマになったようである。調子に乗りすぎたのだ。


 にしても暗いと思ってたけど…暗かったのは階段だけかな?


 下の階は暗いと思っていたが、思いの外明るく上の階とほとんど変わらない明るさであった。そもそもなぜ明るいのだろうか…やめておこう…泥沼にはまりそうだ。


 …よし、Lv上げをしよう!Lv10か進化したら進もうそうしよう!慢心怖いしね!


 今回のことは割とこたえたようだ。


 …お?早速ご新規さん発見!あれは…ゾンビかな?


 新たな目標を掲げ彼女は今日も行く。




読んでくださりありがとうございます。

最近腹痛がひどく、集中できませんが頑張って書いています。

これからもよろしくお願いします。


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