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掌編小説集5 (201話~250話)

引っ付く

作者: 蹴沢缶九郎

その学者の唱えた学説によれば、地球に重力などは存在せず、地球上の全ての物質は地球という巨大な一つの磁石の磁力によって引っ付いているのだという。

今まで当たり前とされてきた常識を根底から覆す突拍子しもない学者のそんな説を人々が嘲笑するのも無理もない話だった。


ある時、学者が世間から行方をくらました。人々は、「きっと恥ずかしくなって、どこか山奥にでも姿を消したのだろう」と噂をした。

しかし事実は異なる…。体質が変わり、地球と同じ極となった学者は磁力の反発作用により地球外へと放逐され、宇宙空間を漂っていた…。たまに起こる、昔から伝わる神隠しの真相…。

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― 新着の感想 ―
[一言] まさかの神隠しの訳……面白かったです! さすが蹴沢さん(*^^*) 地球から放り出された後、月に漂着したらいいなと思ったのですが、その前に息絶えてしまいますね(^^;) ファンタジーならア…
2016/06/11 20:56 退会済み
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