こんにちは隕石、さよなら地球
初投稿です。相当短いです・・・!
誤字脱字、気取っている文、拙い文・・・
たくさんあると思います。申し訳ありません・・・
文章力が少しでもつくように日々努力します!
『隕石』
それは他の惑星が大爆発、俗にいうビッグバンを起こした時などにでる惑星のかけらである。
流れ星もそれが正体だったりする。
たいていの隕石は地球に衝突する前に大気圏で燃え尽きてしまう。
だが稀に、大気圏すら突き抜ける隕石が地球に落ちてくることがある。
しかし、その隕石は大気圏でとてもちいさくなり、地球に届くころには石つぶ程度になるものが多い。
それでもその隕石は地面に穴をあけることもたやすい十分なエネルギーを秘めている。小さな石ころからは想像もつかないようなエネルギーを。
それはいったい何なのか、宇宙にはまだ我々が知らないことが多くある。それを解明することができるなら、人類はまた発展に向けて大きな一歩を踏み出せるのだろう。
著・TAKURO
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「はぁ~今回もまた壮大なことを書いてきたもんだ!」
俺は『月刊・奇跡の魔導士TAKURO(12月号)』を閉じながら誰に聞かせるわけでもなくそうぼやく。
「TAKURO」は本名芝江卓郎といい、いかにもうさんくさい芸名ではあるが一応魔導士であると自己主張している者だ。1年ほど前に表舞台に顔を出し、そこからその胡散臭さと軽快な話術が人気を呼び多くのテレビ番組に出演しているほどの人気者だ。
実際には偽物かどうか、はっきりとはわかっておらず、テレビ番組のドッキリ系でも絶対にぼろをださないことで有名だ。
この月刊誌はその芝江卓郎が執筆した本で、こいつとはなぜか知りたい趣向やおもしろいと感じる方向性が似ていて買っているうちに、コンプリートがしたい欲が出てしまいそれからなんだかんだで毎月号買ってしまっている。
「確かこれの前は恐竜について、それの前は新体操をしているTAKUROの写真集だっけか、それの前は確か・・・マンガに初挑戦していた号だっけか?あれはひどかった」
さきほどから呟いているが俺は決して普段から独り言が多いほうではない。
今日は特別だ。なにせ好きな子になけなしの勇気を振り絞り告白をしたらあっさりと振られてしまい傷心中なのだ。
そりゃ、消しゴムを拾ってもらったり忘れていたプリントをわざわざ渡しに来てくれただけで好きになる俺も悪いが、拾った消しゴムを渡すときに手を握ってきたり、プリントを渡すのにわざわざ着替えてから家に私に来てくれたら勘違いもするものだろう。
今月号を読み終えたが、なんだか眠る気にもならない。
目をつむると振られたそのときが浮かんでくるようだ。
「うん、気分転換にとりあえず外にでもでるか。密閉されたところにいたんじゃ空気だって落ち込むだろう!」
と思い立ち外に出たのはいいのだが、やはり12月。とても寒い。尋常じゃない寒さだ。
家の周りを歩いた後、家に引きこもろうと思った時であった。
月明りにしては妙に空が明るいことに気が付いた。いや、明るすぎる。
第六感とでもいうのだろうか。いやな予感が全身を突き抜ける。ゆっくりと空を見上げるとそこには・・・
『巨大な隕石』が迫ってきていた。
人間とは本当に避けようのない死に直面したらここまでも落ち着けるものなのだろうか。
これは無理だと一目で分かる。
はぁ、今日は散々な日だ。好きな子に振られた後にこれかよ・・・。
「よし、最後にオナニーでもするか。」
しかし、その願いはかなわず俺、佐藤康太が絶頂に達する前に隕石は地球に衝突してしまった。南無