お迎え!?
どおりで、さっきから殴っても
元気なわけだよ...。
「まぁ、何で他の星の王子様が
わざわざ地球に来たんだよ?」
「だーかーら!慎也に会うために
地球に来たんだよ!!」
「馬鹿か!ひとりの人間のために
王子が国を置いてくるわけないだろ!?」
「...っっ!」
コイツは、驚いたように
目を見開いた。
何だ...?地雷踏んだか...?
宇宙人ってことは、
国が戦略されて逃げてきたとか
あったりするのか...?
ってことは、俺今悪いこと...
「察しがいいね、慎也は!
慎也を俺の国に連れてくために
迎えに来たんだ。」
頭を掻きながら答えるコイツ。
って、はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?
俺の心配を返せぇぇぇぇ!
心配なんか、するんじゃなかった!!
「てか、迎えってなんだよ?
俺が行くわけないだろ!」
「慎也が言った通り
俺が国をあけるわけにはいかないからね。」
「だからって、俺は行かねぇよ!!」
「まぁまぁ!いいところだからさっ!
よっと!!」
「うわぁぁっ!」
コイツは、今何してる...?
俺を抱き上げてる...抱き上げてる。
しかも、女の子なら1度は憧れる
お姫様抱っこ...。
ふざけんなぁぁぁぁぁ!
「離せっ!気持ち悪い、触るな!!!」
「もう、暴れたら落ちるよ?」
下を見てみたら...
飛んでるぅぅぅぅぅぅ!?
「なっ!はぁっ?なん...」
「じゃあ、おとなしくしててねー。」
何でだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!?