風景
掲載日:2026/07/14
風景
丸い川石にあたり白い飛沫が上がり
あちらこちらに虹色が跳ね返る
川の流れの向こうには
先の真っ直ぐに尖った針葉樹林が
空を威嚇するかのように密集して
槍のような尖った矛先を向けている
昼には空を飛ぶものを
夜には星の一つや二つ
新緑の緑の山が風に揺れている
いかにも楽しそうに左右に揺れながら
川と一緒に歌っている
遠くに聳える(そびえる)群青色に連なる山々
残雪は冬のなごり
太陽が見下ろす眼差しが熱い
静かに洗練された心が
川の流れに乗って行く
どこに行くのかわからない
どこに行っても構わない
流されて行き着くところ
そこからどこへ行くのか
誰も知らない
川端の柳の枝がサラサラと
雲の流れと戯れている




