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私が真実を知った日〜ヘヨンside
私には、彼しかいない。
そう思っていた矢先、私はある事実を知るのだった。
「ヘヨン様、どちらに行かれていたのですか?」
「ジェヒョンのところよ。」
お世話がかりのユナは、一瞬顔をしかめた。
「きょ、今日ですか?」
「ええ。ジェヒョンのお父上の命日だそうよ。私もお花を…」
「なりません…そのようなことをヘヨン様がしてはなりません。」
ユナは、大声を出した。
「どうして?」
ユナは、唇を強く噛み締めていた。
「ジェヒョンの父上は…」
「どうしたの?」
「ジェヒョンの父上は、あなたさまの父上によって殺されたのです…」
「お父さまが?ジェヒョンの父上を?ど、どうして?」
私は、ユナから真実を聞いてしまった。
彼が私の護衛になった理由も…
「ヘヨン様…あの方を信じてはなりません。あなた様に仕えながらも、王のこと、あなたのことも憎んでいるに違いありません。復讐の機会を伺っているのです。」
「…」
私は、何も言い返すことができなかった。
それから私は、彼のことを愛していながらも、どこかで彼は、私のことを憎んでいるに違いない。
そう思うようになった。




