3 攻略対象者
今日はパティーだ。
私の5歳の誕生日パティー。
5つの財閥が集まる大切な日。
私の銀髪に合わせたシルクのドレスに、青と赤の宝石を散りばめられていて、とても綺麗だ。
そのドレスと一緒につけるネックレスもとても綺麗だ。
プラチナの台座の中心に大粒のブルーダイヤモンド、そして、周りにはレッドダイヤモンドが散りばめられていて、チェーンもプラチナで出来ている。
絶対、全部めっちゃくちゃ高いだろう、このドレスとネックレス。
これがどちらも私のものだというのは気分がいい。
とりあえずドレスが置いてある部屋を後にする。
今の服装はパティーに出ても違和感がないが、天御角財閥の後継者としては少し見劣りするものを選んだ。
吹き抜けの回廊から一回を見下ろす。
いろといどりのドレスを着ている人々。
目についたのは4人、黒髪、銀髪、金髪、茶色に近いくすんだ金髪。
メインの攻略対象者たち。
様子見で、髪色と瞳が黒に見えるようにスキルを使う。
手始めに、蓮かな。
、、、、、
「初めまして、朧月さん」
というと、蓮は怪訝そうな顔をする。
まあ、知らない令嬢が急に挨拶してくるのだから。
でも、一瞬で笑顔を作り、
「どちらの令嬢かな?」
と聞く。
明らかに小馬鹿されている感じがする。
周りにいる令嬢は、蓮の笑顔に騙されて、キャーキャ喚いてうるさい。
イラっときたので、返事をせずに、ニコっとして、その場をさった。
あとはフィリップかな。
、、、、、、、、、
フィリップのいる位置から見える位置に移動する。
フィリップの方を見ていると、フィリップと目が合う。
少し会釈して、ニコッと笑って見せると私の方にフィリップが来る。
釣れたと、私が思っていると、
「初めまして、美しい御令嬢、お名前をお聞きしても?」
と声をかけてくる。
さすがチャラい系、ちゃんと声かけてきた。
「あら、私のこと?ごめんなさい、名前はまだ言えないの、ありがとう」
とかえし、その場をさった。




