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第1章(1)

今回から主人公が、少しだけ成長しています。

 俺は7年経った今でもあの遺跡で暮らしている。師匠から課された修行メニューに今では、息を切らさずこなすことができるようになった。しかし、今師匠はいない。修行を始めて2年経とうかという頃に突然、戦いに戻ると言い始めたのだ。最初は俺も連れていってほしかったが、断られた。師匠曰く俺はまだ修行が足りないということだった。今の俺がどれくらい強くなったかは分からないが、ある程度の相手なら倒せる自信がある。まだ戦争が続いているのなら、俺にはやらなければいけないことがある。母さんの復讐だ。そのためにはまず、他の大陸に行く必要がある。しかし俺は、そこがどういう地形で、そこに住む人達がどのような生活をしているのかも知らない。下手に行ったところで、怪しまれるだけである。決めかねているうちに、何年か経ってしまった。だがある日、転機は訪れる。

 いつもの修行メニューを終えて家に戻ると、知らない女の子がいた。やけにボロボロな服を着て、所々傷があり、痩せている。年齢は俺と変わらなそうである。俺は深く考えず、声をかけた。

「何か御用ですか?」

俺に気づき、その子は突然倒れた。

 放っておいても可哀想なので、布団で寝かせておくことにした。もしかしてお腹が空いて迷い混んでしまったのだろうかなどと、勝手に想像して飯を作っていた。そんなこんなで時間が経ち、その子が目を覚ました。

「突然倒れたけど、大丈夫か?」

彼女は俺を見て、怯えながらも質問には答えてくれた。

「大、丈夫、、です。助けて、いただき、、ありがとう、、御座います。」

すると彼女からぐぅ~という音が鳴った。彼女の顔が赤くなった。

「とりあえず飯作ったから、食おうぜ。毒なんか入ってないから安心してくれ。」

彼女は、震えながら質問してきた。

「どうして、、私に優しくしてくれるのですか?」

「困っている人がいたら、助けるのは当たり前だろ。」

彼女は涙を流しながら、ご飯を食べ始めた。あえて何も聞かず、静かにご飯を食べていると、彼女が自らここまでの経緯を話してくれた。

「自己紹介が遅れました。私の名前は"ミィ・サタナキア"、年齢は11歳です。もうお気づきだと思うんですけど、種族は"悪魔"です。」

"いや、全然気づかなかったし、悪魔自体、初めて見た!"とつっこむ雰囲気ではなかったので、大人しく話を聞くことにした。

何度も読み返してもらえるような作品作りを頑張ります。

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