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異世界へ転生(6)

今回は区切りがいいので、かなり短いです。すみません。

 母さんが俺の目の前で消えていく映像が何度も頭を流れる。

「母さん!」

と叫ぶと同時に目が覚めた。

 俺は汗だくになっていた。周りを見渡し、どこだここ?と思ったがすぐに分かった。母さんが俺を見つけたという遺跡だった。

「起きたか。何があったか説明できるか?」

と言い、アーテが俺の横に座った。今もまだ頭が混乱していて、説明出来るわけがないし、母さんに起きたことを理解したくもない。アーテには暫く一人にしてくれと頼んだ。アーテは黙ってうなずき、静かにどこかへ行った。

 母さんは死んだ。この事実から目を背けることは出来ない。それから俺は、なぜこうなったのか、俺に出来ることはなかったのか、など、たくさんの事を考えた。かなりの時間が経ったと思う。ある程度、気持ちの整理がついたので、アーテを呼んだ。

 俺は、アーテと別れてからの出来事を話した。

「家に帰ったら―――」

アーテは俺が話し終わるまで、黙って聞いてくれていた。

「俺がもっと早く来ていたら助けられたのに、申し訳ない。」

「俺が家に着いた頃には、もう母さんは致命傷だった。ポーションも効かなかった。アーテがいたところで何も変わらなかった。」

「そうか。ところで、これからお前はどうするんだ?」

これからの事、、、。そんなこと考えようともしていなかった。

「もう、どうでもいい、、、。」

「どうでもいい、か。いいか、今、お前には二つの選択肢がある。」

と、アーテは真剣な表情で言った。

「一つ目は、誰もいないような場所で静かに暮らして、純天使から逃げ続ける生活をする。二つ目は、俺たち亜天使と一緒に戦い、この戦争を終わらせるか、だ。二つ目を選ぶんだったら、俺が戦い方を教えてやる。どちらを選んでもお前の自由だ、好きにしろ。」

アーテの話を聞いて、俺は迷わず答えた。

「俺に戦い方を教えてください。俺が必ず母さんの仇を打って、不幸しかうまない戦争を終わらせる。」

アーテはもっと俺が悩むと思っていたようなので、少し驚いた顔をした。でもすぐに、

「いいね。鍛えがいがありそうだ。よろしくなエンゼ。」

「よろしくお願いします。師匠。」

それから俺は毎日アーテ、師匠に鍛えてもらい、修行を重ねた。

――――

それから7年の月日が経ち、今に至る。

戦闘シーンはあるのですが、もう少し後になると思います。

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