異世界へ転生(2)
今回は早めの投稿です。
話が少しずれてしまったので、話を"未知の力"に戻そう。この力が気になって母さんにある本を借りた。それはこの世界に関する事が書かれている。早速開けると、最初のページには種族の事が書かれていた。「天使」とは前世の神話と同じように上位の種族であることがわかった。また、「悪魔」や「オーガ」のような生物がいるらしい。他には、この世界には大きく分けて4つの大陸がある。今俺がいる雲の上にある「エデン」、悪魔がいる地中奥深くにある「ヘル」、海のどこかにあるとされている「マリン」、人間やオーガ、たくさんの種族がいるとされている「ロック」。
この4つの大陸は、一定の周期でこの世界の覇権を争っているとも書かれていた。他にも色んな事が書いてあったがやっとこの力について書かれたページにたどり着いた。読んでみると、とても興味深い事が書いてあった。
"人が纏っているものはその人の「魔力」であり、魔力を使いこなせると自在にオーラのようなものを出したり消せたりする。しかし、この力が目に見える人は「ごくわずか」である。"
魔力を視覚できる人の事をこの本では"神眼の持ち主"と呼んでいる。
"神眼の持ち主"なんて中二病が考えたような名前だなと思ったが、今は触れないでおこう。みんながみんな見えるものではないと知り驚いた。母さんとかは見えるのだろうか?読み進めると、魔力があると魔法などが扱えるらしいし、己の努力で魔力を増やすことも可能なのだそうだ。しかし、この本では魔力についてはこれ以上書いてなかった。魔力の鍛え方を知りたかったのにと思いつつも本を母さんに返した。母さんなら何か知ってるかもしれないと思って聞いてみた。
「魔力ってどうやったら使いこなせるようになるの?」
すると母さんから驚くべき発言が出た。
「私たち天使は魔力を持たないのよ。その代わり、"霊力"をもっているの。名称は違うけど、ほぼ魔力と同じ意味合いととらえて大丈夫よ。でも、亜天使は霊力は扱うことは出来ても、使いこなせないの。理由は多分、純粋な天使ではないからと言われているわ。」
それを聞いて、少しガッカリした。異世界転生系の話は、"主人公の魔力が多すぎる~"とかが定番なのに、、、。種族の関係で天使のみ使える霊力でさえままならないなんて、あんまりだよ、、、。気分を落とした俺は、一人で近くの森を通り抜けた先にある、見晴らしの良い丘に行くことにした。
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