鑑定なチート
完全なる不定期投稿です。
夏休み期間中は多めに投稿されるはずです。
「うっ」
「ここは?」
俺が目を覚ました所はとても薄暗い場所だった。
知らない場所。
目がまだ慣れていないから、危険なものが無いか前に手を伸ばす。
「この硬い感触。もしかして石か?」
石だとすると、ここはおそらく、
「洞窟か?」
石の洞窟ねぇ?
これはもしかして、ダンジョンってやつか。
分からんな。
だが、
こんな時に役立つチートスキルだって貰ったんだ。
この程度の壁、乗り越えてやるぜ!
『鑑定』!!
ブオンッ!!
《ダンジョンの石壁》
《とてつもなく硬く、壊す事はできない》
おお!
やっぱりダンジョン!
・・・。
うん。
鑑定結果それだけか?
これがチートスキルなのか?
このスキルハズレか?
「ま、まさかな。まさかな」
目が少し慣れてきた。
俺は個室に居たようだ。
ギィィィィ。
扉を開き外に出る。
ぬおっ!
「うおっ!」
何かが目の前に現れた。
あれ?
出てきた奴の顔が、ない?
か、『鑑定』!!
《デュラハン・LV8003》
《首無しの騎士。自分の首を求めてさまよう》
れ、LV8003!
驚きで体が固まる。
そこを狙われ、
スパッ!
俺の首が飛ぶ。