神に会えるのはチートじゃない
チートが楽しくないと思った作者の妄想です。
作者はMではないですよ。
俺の前世は勇者だった。
そしたら死んだ後に天界みたいな所で神にこんな事を言われた。
「ふむふむ」
「お前の本意ではないようだがそこそこの善行をしておるな」
「これくらいだったら、、、よし」
「簡単な願いであれば、お前の願いを1つだけかなえてやろう」
『願い?』
その時の俺に大した野望なんて無かった。
あるとすれば、
『じゃあ、』
『いわゆるチートスキルが全部欲しい!!』
「無理じゃ」
速攻で拒否された。
閃光の勇者(自称)と言われた俺ですらびっくりの速さだったぜ。
流石は神。
『・・・。まあそうだよな無理だよな』
その時の俺の願いなんてそれくらいしかなかった。
その為、神には相当俺が落ち込んでいるように見えたのだろう。
「ま、まあまあそう落ち込むな」
「もっと善行を積めばできるようになるかもしれんぞ」
『善行か』
『、、、そうだ。俺の記憶をそのままで転生できるか?』
「ふむ。それを願いとするならできるぞ」
『よし!願いはそれで頼む!早く転生させてくれ!!』
「分かった。では、そこに立っておれ。‘?>}*+_<|’~。ふん!」
最後の方、神が何を言っていたかよく分からなかったが、
何をしたか確認する暇もなく俺の意識は沈んでいった。
ん?あれ?
俺は何をしてたんだっけ?
周りを見ようと目を開けた。
「あっ。この子目を覚ましたわ!」
「おっ。おぎゃあぁぁぁあああ!!」
俺が転生したのは平均的な家庭だった。