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10 比賀作太(何が何だか分からない内に終わってた)
第三のゲームは何が何だか分からない内に終わってた。
その後のおれたちは、警察の人が来てくれて保護された。
デスゲームを考えていた人達も捕まったらしい。
ゲームの途中で消えたようにみえた人は、実は透明になっていたらしい。
警察がきた途端、見えるようになったからびっくりした。
最初から最後まで奇妙な事ばかりだったので、理解がちょっと追いつかない。
もう命はないかと思ってたのに。
こうして生きているのが不思議だった。
首をひねっているところに、例の少年が話しかけてくる。
「お兄さん、良かったね」
「あ、おお。そうだな」
でもとりあえず、将来せいのある大物そうな少年が死ななくて良かった。
少年は事件に巻き込まれた被害者とは思えない、しっかりとした足取りで歩いていった。