番外編 新たな日々①
本日より番外編……的なものの投稿を始めようと思います。
不定期更新ですが、それでもよろしければお付き合いいただけると幸いです。
四魔族が一柱、レヴィとの戦いの翌朝――
「ふふっ、おはようございます。クロノ様……♡」
む、この声は……
隣を見れば微笑むシェリルの顔が。
「そうか、吾輩……いや、吾輩たちは昨晩――」
「ふふんっ、その通りだぞ。クロノちゃん♡」
うむ、やはりというか当然というべきか、今度は反対側からイタズラっぽい声が。
体を横にして振り返ると、そこには同じくイタズラっぽい笑みを浮かべたスミレの姿が。
そうなのだよな。
アリアフィーネに頼まれ、さらに二人の勢いに押されて我輩たちは昨晩三人で〝戯れ〟を……
「びっくりしましたの、クロノ様ったら愛らしいお顔をしてあんなにも……」
「私もだぞ、まさか初めてとはいえ失神させられてしまうとはな……!」
うぉぉ……
変なことを思い出させないでくれ。
恥ずかしさやら何やらが込み上げて……
「クロノ様ったら……思い出してしまわれましたのね。顔が赤くなってきましたの♡」
「ふふっ、それならこのまま……♡」
あ、二人の瞳の奥に小さなハートが浮かんでおる。
昨日初めてを迎えたところだというのに、また〝おっ始める〟気だな?
何やら気配を感じて扉の方を見てみれば、アリアフィーネがニマニマとした表情を浮かべてこちらを覗き込んでおる。
「さぁ、クロノ様……♡」
「ふふっ、クロノちゃん……♡」
◆
数時間後――
「あ、おはようございます。ご主人さま♡」
「おはよう、アリアフィーネ……って、何故そのような格好を」
一階へと降りてきた我輩を出迎えたアリアフィーネ。
なんとエプロンを身に着けているのみではないか。
「うふふっ、ご主人さまたちの〝お声〟を聞いていたら興奮してきてしまいまして……どうですか、ご主人さま♡」
「ふむ、悪くないな」
二人はもちろん初心で可愛らしい。
しかし何度も吾輩と肌を重ね合ったアリアフィーネによるテクは極上だ。
しかもこのような官能的な姿で……
辛抱たまらん。
「ふふっ、昨日はわたしもお二人のサポートの回って不完全燃焼でしたので、たっぷり〝ご奉仕〟させていただきますね♡」
あっ、これ本気のヤツであるな。
午前中は潰れてしまいそうだが……
まぁ、たまには良いであろう。
◆
さらに数時間後、四人で食卓を囲んでいる時だった――
「ご主人さま、よろしければしばらくの間お二人と交代でそれぞれ二人きりで過ごされてはいかがですか?」
「む、どういうことだ? アリアフィーネ」
「シェリルさんもスミレさんも、ご主人さまとめでたく結ばれたとはいえ、まだまだご主人さまと二人きりで過ごしてお互いのことをよく知る必要があると思うんです。愛する気持ちに変わりはないと思いますが、やはり二人きりの時間というのは大切ですからね」
「む、なるほど。言われてみれば……」
二回目の生を受けたとはいえ人生はまだ一周目。
そういったことを教えてもらえるのはありがたい。
「まぁ! 素敵ですの!」
「ああ! 私ももっとクロノちゃんのことを知って、二人だけの思い出ををたくさん作っていきたいぞ!」
ふむ、シェリルもスミレも乗り気なようだ。
「でしたら話は早いです。さっそく今日から順番に二人きりで過ごす時間を作りましょう!」
「わかった。さて……」
まずはどちらと一緒に過ごすことになるのだろうか?
「そういうことなら、まずはシェリルが先に一緒に過ごしてくれ」
「え……? よろしいのですの? スミレさん」
「ああ、クロノちゃんと一緒に過ごすようになってのはシェリルの方が先だからな。私も早く二人きりで過ごしたいところではあるが、変な方法で順番を決めても悶々……モヤモヤするだろうからな! ……いや待てよ? 私が先に過ごして見せつけた方がシェリルは喜ぶのか??」
「な!? ちょ……っ! ひ、人の性癖をなんだと思ってますの!? そんなの想像しただけ……んっ……んっっ♡」
いやこんな調子で待たれて順番回ってきたら恐ろしいのだが??
【シェリルの興奮度が凄まじい勢いで上昇していきます。しばらくお預けすれば確実にお世継ぎができるまで――】
「(ええい! カレンよ、黙っておれっ!)」
ここ数日おとなしめだと思っていたらこういう時だけ出てきおってからに。
というかさらに恐ろしいな!?
よし、ここは提案通り先にシェリルと過ごすとしよう。お預けされた分だけ迸られても困るからな。
「というわけで、少しの間二人きりだ。よろしく頼むぞ、シェリル」
「あっ……お預けのお預けですのね? ……それはそれで……んんっっ♡」
……本当に恐ろしい娘である。
「あ、それはそうとご主人さま?」
「む? どうした、アリアフィーネ」
「しばらく二人きりで過ごす時間もありませんし、お出かけになる前にご奉仕させてください♡」
うおっ!?
食事中だというのにメイド服をはだけさせ……たかと思ったら静かに、流れるような動作で吾輩の足元に潜り込んできたではないか。
「な!? アリアフィーネよ、まさかこんなところで……っ!?」
「ふふっ、ついでにお勉強です。未熟なお二人に見せつけて差し上げましょう♡」
どう転んでもエロフなのだな……!?




