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女神様のお気に入りになった私の自由な異世界百合生活  作者: 安心院 百合猫狐
初めての百合異世界
1/12

日常 消失 異世界

初めての投稿と拙い文章です。

話の内容もよくわからないかもしれないですけれど、何となく理解してもらえれば幸いです。

 時は20XX年……とか。


 時代は機械が支配する……とか。


 ある日世界は闇に包まれた……とか。


 そんなことはなく普通に生活している今年高校生になった、おそらくこの物語の主人公『茲許イブ』とは私のことです。

 家族構成は父と母と私の3人で、家族全員ファンタジーや魔法などの物語が好きなのが少し変わっているかも。


「私の高校生活、未来は暗いかもしれない」


 高校に入学してクラスでの自己紹介、ここで印象が決まると頑張った結果ボッチとなった。


 数か月が経ちゴールデンウィークなるともちろん遊ぶ約束などなく、家で本を読んだりゲームをしたりと1人でゴールデンウイークを満喫していた。

 流石に家にずっといるのもいけないと思い街を散歩しに行く、日光が眩しい、もう帰ろうか、そんなことを考えながら歩いていると、お店が並ぶ一角に見たことのないお店があった。最近できたのかもしれない。


【手芸店 レイズビア】


 手芸はしたことないけどお店のショーウィンドーに可愛いマスコットやぬいぐるみや刺繍などが見える。

 気になって中に入る。店内を色々見て回っていると、ネコのマスコットを見つけた。すごくかわいい。

 値段もそこまで高くもないので店員さんの所に持っていきお会計をしてもらう。


「このネコのマスコットは、寝る前にお願い事をして枕元に置いておくと、そのお願い事を叶えるお手伝いをしてくれるのよ」


 そんなことを言われて少し心が躍った。

 願い事は色々あるけど、こういう話は店員のジョークだったり噂話だったりする。


「魔法が使えるファンタジーな異世界に行きたいって言っても、叶えてくれるのかな」


 なんて冗談で言ってみると、


「きっと叶えてくれますよ」


 そんなこと言っていいんですか、などと思いながら買って帰った。

 家に帰り夜ご飯を食べる、その時に手芸店のこと、ネコのマスコットのことなどを話した。


「もし、ファンタジーな異世界に行っても心配しないでよ」

「心配はしないけどそういうのは帰ってこられないでしょ?大丈夫なの?」

「もしかしたらチート能力もらって帰ってこられるかもしれないじゃん」

「そんな体験をして帰ってきたら感想を頼む、次作品の構成に使いたいからな」

「お父さんはもうちょっと心配してもいいと思うんだけどなぁ」


 そんな他愛もない会話をしながらご飯を食べ終わる。

 自分の部屋に戻り勉強を少しして本を読む、すぐに時間は過ぎ夜の11時になっていた。


(明日はなにしようかなぁ)


 そんなことを考えながらネコのマスコットを手に取る。

 もし本当に叶えてくれるのなら異世界とか行けちゃうってことだよね、でもネコのマスコットだよ?どうやって願いを叶えるんだろう。

 器用に二足歩行で歩いて案内してくれたり?ポケットはついてないから某青いアレにはならないかな。

 色々考えても答えが出るわけでもないしそろそろ寝ますかね。


「ねこさん、私をファンタジーな異世界に連れて行ってください」


 次の日には図書館にでもと思いながら眠りにつく。











 夢でも見ているのだろうか、いま私は真っ白な世界?にいる。

 周りには何もない、目の前の玉座とそこに座っている女性以外はなにも。

 多分これは今どきのラノベによくある神様の空間で私は転生してしまっ………いや私死んでないと思うんだけどこの場合も転生なのかな?

 適当な理由で亡き者にされてここに来たとか?もしかしてネコのマスコットに……うん、手元にあるけど血はついていないから大丈夫っぽい。


「そろそろ話をしてもよいか?」


 玉座に座っている女性が話しかけてきた。

 こっちはまだ混乱しているけれど話を聞いたほうが早いと思い頷く。


「まずは……自己紹介からしたほうがよいな。ワタシは君のところで言う異世界の女神、名はイヴ。ここはワタシの領域でワタシの管理している世界は君の望み通りの魔法ありスキルありな世界だ」


 淡々と説明していく自称女神様の言うことはなんとなくわかる気がするけれど理解はできない。


「えっと…女神様?私はどうなってしまったのでしょうか?もしかしてここに連れてくるために亡き者にした……のでしょうか」

「いや、君は死んでいない。転生よりは召喚に近いね。そもそもワタシが君を殺すわけがない、ワタシは君が気に入っているのでな」

「私を気に入っている?もしかして名前が同じだからとかそういう話ですか」

「名前のことは1割だな、1割が魔法やスキルが好きなところ、残りの8割は……ワタシが君に惚れたからだな!」




 今年高校生の私、茲許イブ。特に恋愛などをしてこなかったけれどいきなり自称女神様に惚れられました。

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