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なんとなく書いたシリーズ

時計の針

作者: 夢月真人

 チクタク。チクタク。

 時計の針は残酷だね。

 どうして、私に寄り添ってくれないの。


 チクタク。チクタク。

 時計の針は待ってはくれないね。

 どうして、私と歩幅を合わせてくれないの。


 チクタク。チクタク。

 時計の針は自分のペースを乱さないね。

 どうして、私は狂わされていくの。


 チクタク。チクタク。

 時計の針は、飽きもしないで刻み続けているね。

 どうして、私を待ってくれないの。


 チクタク。チクタク。

 時計の針は今日も変わらず動き続けているね。

 どうして、私は動けないの。


 チクタク。チクタク。

 時計の針はこれからも動き続けるようだね。

 どうして?

 どうしてだって?

 それはね、君の事を忘れないように

 刻み続けると約束したからだよ。


 チクタク。チクタク。

 君は残酷だね。

 どうして?

 だって、僕は今日から君のいない世界で時を刻み続けるのだから。


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