クイーンも笑わないけれど
新聞は伝えない 本当のことを
僕らはビルの影 身を潜ませ
太陽の光を浴びないように 隠れたままで
君を抱きよせて 口づけを
今朝のメニューには 暗いニュースが
僕は外を眺めたままで 頬をついて
月にたどり着いたって 君は俯きがちだから
笑顔を見れるように そばに寄り添い
「楽しい」って言葉を 君の口から 聞けるように
自転車で出掛けて 海岸線を見れるまで
遠くに走り抜けて 過ぎ去る街並みは ムービーフィルムのよう
聖パウロでさえ僕を助けない それはそれでいい
キッチンに立つ君と ミルキーウェイを眺めて
時を過ごせるなら 昨日の陰りも消える
王様は時に酷だけど クイーンも笑わないけれど
君が元気でいるなら 君が明日に向かえれば
響くハレルヤ 鐘の音と
響くハレルヤ 空を突き抜け
響くハレルヤ 剣も盾もなく
奏でるファンファーレ
時計は回り続けて 僕らを置いていっても
奏でるファンファーレ
昨日と変わらない街 白も黒もない世界
奏でるファンファーレ
二人から聞こえる鼓動は
涙も傷もすべて抱きしめて
奏でるファンファーレ
ルールさえされていない場所で
僕らは眠りに就いて 光に包まれながら 永遠を感じている
響くハレルヤ