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探偵法制定につき

設定がお話のほとんどを占めています。いやな方はこれを飛ばして次をみてください。

 2030年の日本である日ある法が制定された。その法の名前は探偵法である。探偵法とは主に強盗犯や殺人犯、盗人の逮捕は警察に変わり国家が正式に認定された探偵が国や個人にお金で雇われてやる。という法律である。なぜこの法が制定されたかといえば、謎の犯罪集団アーティストにことごとく警察がやられてしまったことと、少子高齢化は収まりつつあるも、国債がたまりにたまっているので他の歳出を減らし借金を返済するためだ。


この法の制定を受けて優秀な研究者を多く輩出する湯川家と優秀な投資家を多く輩出する三井家という名門の両家はある決断を下した。その決断とは湯川家の長男と三井家の長女を探偵にしてお互いに助け合い、犯罪集団アーティストを壊滅させることだ。何故有名でお金にも不自由しない両家がそんな意味不明な決断を下したかというとその理由は両家の祖先に原因があった。


実は有名な両家の祖先はある所までさかのぼると同じになる。その同じ祖先とは三井 由紀子とシェーン・ヴィンという人である。祖先がらみの原因とはシェーン・ヴィンという人に起因する。シェーン・ヴィンとは両家に伝わる両家の自伝が正しければかの有名なシャーロック・ホームズとジョン・ワトソンとアルセーヌ・ルパンのモデルになった人物である。もちろんモデルになっただけであって作中の全部の事件を解決したり、起こしたりしたわけではないが。自伝によると彼は実に壮絶な人生を送ったらしい。


まず探偵として暮らしていた彼は事件を解決していくなかでちょっと頭を働かせる必要がある事件を見つける。その一連の犯行はマイケル教授が裏で糸を引いていたことを知った。それでマイケル教授を逮捕する一歩手前の所まで追い詰める。だが、いつの間にかスコットランドヤードに手を回されており、今まで解決した事件は自作自演だ。ということにされてしまい、イギリス中で指名手配されフランスに逃げた。


フランスに逃げた彼は、どうせ犯罪者扱いされたし義賊にでもなるか、ということで義賊になった。有名になりすぎた彼はフランス政府にシェーン・ヴィンだということがばれてしまい、変装して日本に逃亡。


日本に逃げた彼はフランスでの反省を生かし、変装して目立たずに隠れていた。だが、外国人というのは目立ったのでマイケル教授に見つかってしまい射殺されたはずだ。なぜ、最後は曖昧かというと、あくまでもシェーン・ヴィンの推理だからだ。確証は無い。こんな感じで日本、フランス、イギリスをまたにかけ壮絶な人生を送ったシェーン・ヴィンだが、実はこの戦いの間にシェーン・ヴィンは行った三つの国で妻とその妻との子を作っていた。もちろんシェーン・ヴィンは女好きだったわけではない。名探偵であった彼はいつかはわからないが、マイケル教授かその子孫が世界をまたにかけ大規模な犯罪もしくは戦争を引きおこすということを推理していたから子供を作りその子に阻止してもらうべく作っていたのだ。


シェーン・ヴィンの推理は的中した。過去にマイケル自身は第一次世界大戦を引き起こし、今度はマイケルの子孫とその仲間達が大規模な犯罪を巻き起こしているのだ。そして彼の自伝と血を受け継いできた家は日本で二つあり、その家はシェーン・ヴィンの優秀な遺伝子を受けついたおかげで有名な両家だった、というわけだ。だが、そんな優秀な両家のどちらの家の人も名探偵には成れないであろう。もちろん武芸ができないなどという理由ではない。なぜなら自伝にいつ、何が来るか解らないから、鍛錬はしておけと書いてあるので両家ともきちんと鍛錬はしている。


なぜ名探偵になれないかというと才能の問題なのだ。シェーン・ヴィンの優秀な遺伝子を受け継いでいる両家だが、両家で名探偵になるための才能がスパンと割られたみたいに見事にわかれているからだ。両家の才能はというと、湯川家には分析の才能と観察の才能があるが、直感の才能と推理する才能はない。一方逆に三井家には真逆で直感の才能と推理する才能があるが、分析の才能と観察の才能が無い、といった感じだ。もちろん両家はこのことを十分理解していたので才能が無いならふたりで無いところをカバーしあえばいいという発想で祖先の願いを成就させるために両家の長男、長女を探偵として組ませる、という風な協力することになったのだ。


実は探偵になる二人はもう約一年前ぐらいから探偵になるための訓練を受けていた。三井家の当主が政治の流れや情勢からみてもうそろそろこの平和に奴の子孫が退屈してきてなにかアクションを起こすだろう、という推理とはいいがたい勘的なもので察知したからだ。


だが、銃や車や飛行機などの訓練は法律上行えなかった。なので、探偵法が制定されたことによって新しくできた学校、探偵育成高校に入学する事も両家で取り決められた。


この探偵育成高校とは探偵法が制定されたばかりなため探偵が不足しているこの状況を改善するために作られた高校だ。この高校の入学テストにクリアできると銃の不所持を条件に国家に正式に探偵と認められ、国や個人から依頼を受けることができるのだ。もちろんこの高校では探偵として活動するのを条件に乗り物の練習をして、テストに合格するとさまざまな乗り物の免許をとれたり、銃の扱いからミサイルの扱いまで教えてくれるのだ。


そんなこんなで勝手に自分たちの高校を決められてしまった二人だがどちらともその報告を聞くと嬉しそうな顔をした。両家ともシェーンの自伝を言い聞かせるようにしているからかもしれない。そんなこんなで今、二人の探偵の物語が幕を開けた。

字数が少なくなってしまいました。すいません。あと一応いもしない人が出てきたり、推理よりアクションが大目なのでファンタジーに入れました。あと、気に入った人はブックマークをして更新したときに通知する、というのを使うと良いかもしれません。次回は探偵育成高校編といった感じで行きたいと思います。

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