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王女になった  作者: 居茅きいろ
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二話・医者もどきになった

3/19書き直し。

国に帰ると騎士たちやメイドたちの間で私が死者蘇生や海上走行を実現した話題が持ちあがる。


もうそれで持ちきり。


俺たちに不可能でも姫様ならなんとかしてくれる!とか、ちょっと有り得ない騒ぎになっている。


そんな中、病の母親を治して欲しい、と若干無理な願い事が四歳児に託される。


無理です。


断る。


しかし一向に引き下がらないメイドさん。



仕方なくお父様の許可を得て、城の神官と共にそのメイドさん、アリカの家に向かうことになった。


旅の疲れも癒えぬ内に朝早くに起こされる四歳児。


浄化の魔法でとりあえず無理矢理体調を整えた。



「アリカ先輩、姫様は四歳なのですから無理はさせないで下さい!」


「ごめんなさいミルキー、あまりにも嬉しくて」


「分かりますけど、本当に無理なら諦めて下さいね?」



ミルキーとアリカが言い争う。


その声が頭に痛い。



「お姉ちゃん……おはよ……」



いまいち頭がすっきりしない。


前世の記憶がはっきりしないからだろうか?


やがて前世の意識の部分も起きてくる。



「無理でも構わないの! もう他に頼れる人は居ないのよ!」


「だからって先輩、分かってますよね? レア姫様は王女様なんですよ?」


「お母さんが助かるなら死刑になってもいいわ! ううん、助からないなら死刑になった方がいい!」



簡単に命の価値を論じ、死刑死刑と罪と罰を軽んじるその態度。


前世の部分がぶち切れました。



「うっせええええええええええええええええええええええええええ!!」



びくん、と二人のメイドが跳ねる。



「簡単に生きるだの死ぬだの死刑だの言ってんじゃねえ!!」



幼女の咆哮。


なんだか二人の目線が怪しい。


可愛いものを見る目になっている。


は、迫力が欲しい。



「姫様、申し訳有りません」


「もう大丈夫ですよ、怖くないですからね?」



ミルキーとアリカは私が説教したのはスルーした。


仕方なくベッドからずり落ちるように出る。


壁を見るとかつて私が開けた穴にはステンドグラスがはまっていた。


少し暑いので風を起こし、熱を冷ます。


空気を少し薄くし、精霊により清涼な風を増やして。


これで少し涼しくなった。


私は寝間着を脱ぎ捨て薄手のワンピースを着る。



「行きましょうか」



すっかり静かになった二人に声をかける。


アリカ・エノマ。


我が城のメイドさんの一人。


年はミルキーの二つ上だから今は十六歳か。


お母さんの病気をお医者様に診てもらうのにお金がかかるために王城勤務を志願したらしい。


年若いメイドは大体私の身の回りの世話に当たっているので、彼女もその一人だ。


アリカとミルキー、二人と城門に出る。

アリカの母の病状を診るため、神官が一人付くはずなので、私たちはそれを待つ事になる。


やがて声を掛けてくる男。



「はあい、そこの美女二人~!」



前世の自分の直感が私に告げた。


こいつチャラいわ。



「私と紅茶でもいかがですか? 女神様もきっとそうしろと言って下さるはず!」



ん、と。


一発だけなら良いよね?


エアボールをその男の一番痛い一部分に放つ。



「あぐおぺっ!?」



前世の自分も股間を押さえている。


出力間違えたかな?


ミルキーとアリカの二人が「やれやれ」と呟く。


二人によるとこの男、神官タミヤ・ロンクスは女神に仕えてるくせに超軽いことで有名なんだそうな。


もちろん私に声を掛けてきたりはしないが、もし声を掛けてきたら犯罪抑止のためにその部分を叩き潰すだろう。


幸い?タミヤの股間は今の危機に陥るまでは無事だった。



「ひっ、ひっ、ひっ」



ラ○ーズ法? なんか産む?



「ひめさまああああああ」


「この方うざいです」


「ですねえ……まあ姫様、やりすぎはダメですよ?」


「はあい」



叫ぶタミヤをうざがる私。


私はミルキーに叱られてしまった。


何故私が。



「とにかくタミヤさん、今日はお仕事なのですからしっかりしてください」


「は、はい」



ボールをボールにぶつけたから仕方ないのかも知れないが、かなり弱々しくなった。


さっさと行ってしまおう。


と、ミルキーは私が走り出す前に抱き上げてきた。


流石に死にかけたので私の暴走をなんとしても防止するスタンスに切り替えたらしかった。


アリカが自宅に案内する。


アリカの自宅は城下町内でも比較的に王城から近かった。



「こちらです、姫様!」



声が大きい。


大分焦っているようだが病状は芳しくないのだろうか?


さっそく中に入る。


家の中は暗い。


アリカが天井の魔石に手をかざし魔力を注ぐと、魔石に書かれた術式が発動し、ライトが照らされる。


いつみても凄い技術だなあ。


錬金術も学んでみなければなるまい。



「アリカお姉ちゃん、お母様はどちらに?」


「あ、はい、ここの奥の部屋です」



私が案内を求めるとアリカは部屋の左奥、小さな部屋に私を案内した。


部屋を開けると少しカビ臭い。


そこの住人が寝たきりになっていることが分かる。


私はまず部屋全体に浄化をかけた。


最初にタミヤがアリカの母親に近付く。



「これは……ガンですか?」



驚くべきことにタミヤは一目で彼女の病気が何であるかを導き出した。



「どうして分かるんですか?」


「姫様も浄化魔法を掛けてみれば分かりますよ?」



そう言われて勧められるままにアリカのお母さんに浄化魔法を掛けてみる。


普通は浄化魔法を掛けると全身が内側から光るが、この時は違和感を感じた。


右胸の辺りだけ部分的に発光していないのだ。


私は病状を理解する。


そしてできるかできないか分からないが手術してみようと考えた。


頭の中を整理して前世の記憶を取り出す。


まずは麻酔。


これは催眠魔法がある。


よし。


次にメス。


真空の刃を作れるようになっていて良かった。


更に衛生管理や酸素マスク。


浄化魔法と風魔法がある。


あと傷を塞ぐのは回復魔法でできるだろう。


私はまずアリカに確認を取った。



「ひょっとしたら失敗してしまうかも知れません。 それでも治療して良いですか?」


「失敗したらどうなりますか?」


「全力で蘇生しますが、亡くなってしまわれるかも……」


「う……」



アリカは迷う。


私はミルキーにシルくんを呼んでもらう事にした。


ミルキーはすぐに部屋を出て行く。


部屋を出るミルキーを見た後アリカは私に向き直る。



「分かりました……姫様を信じます」



アリカは呟くように言った。


しかし、また私は失敗してしまうかも知れない。


それはもう散々失敗してきた自分には恐怖でしかない。


しかしアリカははっきりと私を見た。



「お願いします!」



手術……できるのか?


前世の意識もやはり恐れている。


しかし、やるしかない。


私はタミヤを残しアリカには部屋から出てもらう。


まず催眠魔法。


脳神経を魔法により少し麻痺させる。


眠りが浅くなるようなら更に催眠を掛けるようにタミヤに指示をする。


そして私は真空の刃でメスを作り出す。


真空魔法。


私の真空魔法は魔力により空気を押しのける力により、鉄をも切り裂く強力な魔法になっている。


集中。



「タミヤさん、浄化をお願いします」


「はい!」



私は回復魔法をかけつつ浄化魔法で浮かび上がる患部に、ナイフを浅く突き立てる。


真空魔法のナイフは骨をも切り裂き、胸は開かれた。


肺が出てくる。


回復魔法は私の思惑通り止血の作用を果たす。


肺にメスを入れた。


回復で塞がらないよう、患部に空気圧を掛ける。


癌を空気で切り取り、吸い上げると、小さなお皿をタミヤに持ってきてもらいそれを入れた。


呼吸が苦しそうなので酸素を送る。


もし気泡になったらそれで死んでしまう……気をつけないと。


タミヤに催眠魔法を指示。


前世の知識通りなら、癌を全部取り出さないとこの病は再発する。


私は浄化魔法を掛け、患部を特定、切り出す。


二つ目。


そこでシルくんが来てくれる。


ミルキーには部屋の外で待機してもらう。


シルくんに肉体強化での筋弛緩による麻酔と血圧維持、体力増強を指示する。



「凄いな……僕も多少知識は有るけど自分でやろうとは思えない」


「確かに、私も一か八かです」


「すごいプレッシャーだろうね?」


「はい、もう泣きそうです」



シルくんが来てくれて良かった。


心が少し落ち着く。


患部を切除。


浄化魔法。


念入りに転移を調べる。


転移無し。



こんなの医療漫画を読んでないと出来なかっただろうなあ。


漫画の知識で手術してしまったのは申し訳ない所だ。


失敗したら洒落にならなかった。




肺を閉じ、回復魔法。



回復魔法で癌細胞が復活する可能性を考えて浄化魔法。


異常なし。


不浄の血を浄化魔法で消し、胸を閉じ、雑菌を懸念して浄化魔法、そして回復魔法。


綺麗に切り開いた胸が、その傷が塞がっていく。


我ながら魔法って凄いな、と思わざるを得ない。



「お、終わった……。」



疲れた。


一言呟くと私はその場に座り込んでしまった。



「見事……いや、これが奇跡か……」



タミヤが感嘆している。


まあ手術なんて未知の技術だよね。



「姫様、これでこの方は大丈夫なんでしょうか?」


「いえ、癌は再発する可能性がある病気です。 予後観察は慎重にお願いします」


「分かりました」



最初チャラいだけだったタミヤも今は尊敬の眼差しで私を見ている。


シルくんは呆れたように私を見ていた。



「もう君は不可能って言葉を知ってるのかと心配になってくるよ」


「でもプロ医師じゃないですからね、何か間違えているかも知れないです」



そう、結局この手術は素人の手による物なのだ。


成功した感覚は有るが、本当に成功したかは分からない。



「とにかく疲れたです」


「あ、二人を呼びましょう」



私が座ったまま呟くとタミヤはアリカとミルキーを呼ぶ。


一旦は成功したことと、予後についてを説明する。



「つまりまた病気が復活する可能性はあると」


「はい、残念ながらその可能性はゼロでは無いです」


「でも成功したんですね……」



複雑な表情ではあるが、アリカは嬉しそうだ。


疲れた旨を伝えるとアリカは凄いスピードでお茶を用意した。


甘いクッキーが疲れを取ってくれる。


お砂糖が豊富な世界で良かったな。


紅茶もとびきり甘い物をもらう。



「ん~!」



思わず声が漏れる。


手術をした四歳児なんて世界中探しても居ないだろうなあ。


シルくんはまた呆れたように私を見た後、にっこりと、それは嬉しそうな笑顔を見せる。


本当にこの六歳児はイケメンだなあ、と前世の意識が呟いた。


経過を診るため一週間だけアリカの家に宿泊することに。


アリカは庶民の家に王族を泊めるわけにはいかない、と中々許してくれなかったが、私に禁忌なんてない、アリカのお母様が大事、と引き下がらなかったら渋々ながら承諾。


その後、私のお父様が寂しがって覗きに来ると言う予想外のハプニングが発生。


ちょっとだけ娘成分を補給させて帰した。


二日目、アリカのお母様は目を覚ました。


調子は驚くほど良いらしい。


長く眠っていたのでお粥を食べてもらう。


シルくんが覗きに来てくれた。


お父様がまた来た。



(王様が一人で出歩くな)



また前世の意識の中でお父様の株が下がった。


娘成分を補給。


お父様はアリカのお母様に手術成功のお祝いとして金のメダルを渡す。


あのメダル、売ったらきっと庶民の数年分の生活費は軽く賄えるはず。


お父様の株がリー○ンショック後のようにだだ下がり。


もういいか。



その後も経過は順調で、四日目にアリカの母マーサさんは自分で食事の準備をしたり洗濯をしたりし始めた。


この頃になるともうアリカもマーサさんもミルキーもシルくんもお父様も、私の身を心配し始めて。


帰宅圧力が強くなってきたので多少迷惑でも有るだろうから浄化魔法と回復魔法だけ掛けてから帰宅した。


帰宅しようとした。



「姫様あああ!」


「メシア様じゃああ!」


「神童!」


「大賢者!」



うわあ……。


我ながら盛大にやってしまった様です。


群集に揉まれては四歳の体が潰れてしまう。


速攻で風魔法にて空に飛び上がり、城の自室に一直線。


もうしばらく外には出られないなあ……。


出るけど。



とりあえず自分の可能性が広がったのは良かったのかも知れない。


胃潰瘍なら回復魔法……食中毒なら浄化魔法……。


魔法は便利だ。


もっと勉強しよう。



部屋から出てすぐ後ろから襲われた。


何?!



「お帰りレア、お疲れ様じゃの」



ああ、お父様か。


お父様のハグでちょっと落ち着く。


お母様も心配してくれた。


両親に前後から挟まれる。


幼い私の意識はそれで決壊。


声は出さずに大泣きした。



「おお、頑張ったのう」


「本当ですよ……こんな小さな子が人の胸を開いて病を取り除くなんて……」



二人の間で一頻り泣いた後、また誰かを助けたいと伝える。



「さあ、お昼にしましょうね?」


「おお、今日はご馳走にしような」


「やったあ……えへへ」



私が笑うと両親が凍り付いた。


なにかやってしまった?


目を丸くして首を傾げると


両親から湯気が!


燃えてる?


いや萌えてる!



「レアやああああ!」


「本当に可愛いわね、私たちの娘は!」



嬉しいけど、恥ずかしい。



それからしばらく身の回りが騒がしくなり、私も忙しくなる。


秋の王国祭に向けて町は準備を始め、お父様やお母様も執務室に籠もったり外交に出掛けたりで私をあまり構ってはくれなくなった。


寂しいな。



「お姉ちゃん……」


「はいはい、ミルキーはここに居ますよ?」


「むうう~」



ミルキーにしがみつくように抱きつく。


私は結局あの後も医者の真似事をしている。

異世界から医学書の一冊でも降ってこないかな……。


半端な知識なのでほとんどの病は浄化魔法や回復魔法による対症療法。


それでも割と何とかなってしまうのだから魔法は凄い。


錬金術の一ジャンルに薬学もあるので少しずつ錬金術の研究を始める。


町に出れば皆が姫様、姫様と構ってくれた。


皆の役に立つ王女になれてるだろうか?


シルくんを見つけて今日は二人で町を巡り、屋台でご飯を買う。


ソーセージを串に刺してマスタードを塗った物をかじる。



「美味しい~!」


「ん~、これは地球の料理と変わらないね!」



そんな風に散歩していたら突然、轟音と悲鳴が聞こえる。



「行こう!」


「はい!」


シルくんの合図で現場へと走る。


路地が土埃でいっぱいになっていた。



「何があったんですか?」


「おお、姫様、姫様じゃあ!」



逃げる所を掴まえた老人が私が来たことを土埃の奥に伝える。



「姫様、どうやら家の壁を修理していたところ足場が崩れ、壁に突っ込んでしまったらしいのです」


「早く助けましょう!」



老人に話を聞いてすぐシルくんは身体強化を掛けて土埃に突っ込む。


私は風により一気に土埃を払う。


瓦礫も巻き上げ、城壁の外へと掃き出す。


人が何人か倒れている所へ走り、一気に全員に回復魔法を掛けた。


助かった四人が私を見て叫ぶ。



「姫様!」


「おお、姫様~!」


「作業をしていたのは何人ですか?」



今は構っていられないし、とにかく現状把握のため、その四人に話を聞く。


どうやら作業をしていたのは六人。


つまり後二人は大きめの瓦礫に埋まってしまっているらしい。


シルくんが既に瓦礫を取り除く作業をしている。


流石の怪力で壁を一つ丸ごと持ち上げて。


それを見て作業員たちは目を飛び出さんばかりに見開いた。



「シルくん、私も手伝います!」


「ありがとう、そっちにもう一つ大きいのが有るんだ」


「これですね?」



私も身体強化魔法で同じくらいの壁を持ち上げる。


急いで二人で城壁まで走り、城壁の上にジャンプ。


壁をできるだけ遠くに投げる。


そして文字通り飛んで帰る。


すると残っていた四人によって瓦礫の下から二人が助け出されていた。


私はすぐに回復魔法を掛けると、意識が戻るか確認のため、身体強化を解いて叩く。


身体強化を解くと私はただの四歳児だ。


手が痛かった。



「血が固まってるのかも知れない、浄化魔法!」


「身体強化、体力増強!」



二人で治療を続けると、一人はすぐに目を覚ました。


後ろでおおっ、と声が挙がる。


まだ一人は目を覚まさない。


再び回復魔法を掛ける。


体内を診る魔法は残念ながら無い。


体の外側から異常が無いか探る。


心臓は動いている。


脳震盪?


外傷は回復と浄化で治るはず。


更に回復と浄化を数回掛けて、病院へ運ぶことにした。



「姫様、こっちです!」


「ありがとう、他の人はこの家の周りを封鎖して下さい!」


「はい!」



指示を出すと身体強化により全身全神経を強化。


呼吸音が聞こえだした。


どうやら眠っているらしい。


私がお姫様なのだが、お姫様抱っこして病院まで走る。



「ふう……お願いします!」


「おお、こちらへ!」



病院に着くと医者もすぐ私に気付いて診察室に招いてくれた。



「たぶん眠っているのだと思います」


「診てみましょう」


「後はお任せしますね」



医者に彼を預けて私は現場に戻る。


現場はまた土埃。


シルくん?!


瓦礫の脇にシルくんは普通に立っていた。


すぐに風で土埃を巻き上げ、瓦礫を処分する。



「助かったよ、いきなり崩れてさ」


「危ないですよ?」


「うん、ごめん」



シルくんの無事を確かめるのと同じくらいに騎士が駆けつける。



「姫様!」


「あ、部隊長さん!」



騎士に現場封鎖を変わってもらい、作業員たちは騎士に事情徴収を受けている。


私は少し疲れたので騎士たちに任せて帰る事にした。


後ろで声が聞こえる。



「きっと姫様は女神の生まれ変わりだ!」



残念、おっさんの生まれ変わりでした。


後日、最後の一人も助かったことが知らされ、私はようやく安心するのだった。






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