名探偵アホウ、サンタさんからのギフトはリア充爆発だった
ギャグ小説です。気楽に読んでやってください。
俺の名前はアホウ。名探偵さ。
(サックスがメインのイケてるBGMが始まる)
リア充が集まるクリスマスの夜道。突如発生したリア充爆破事件。
辺りに鳴り響く悲鳴と歓声。パトカーと救急車が消火活動に勤しむ。
歓声を上げたのは主にカップルがいない非リア充だったが、流石に不謹慎なので全員牢屋送りになった。
死者はマイナス6名、負傷者は合計1564人だと勝手に思っている。
たまたま現場に居合わせた俺は探偵心をくすぐられ、すぐに調査を始めた。
刑事から邪魔だとか言われたが関係ない。俺は探偵だぞ。
俺はとりあえず容疑者をこの3名だと勝手に決めた。
明らかに不審者っぽい顔をしている男、Aさん。
どう見ても彼女いないようにしか見えない男、Bさん。
校長先生、Cさん。
それぞれに犯行を起こした動機を聞いたところ、こう返ってきた。
Aさん「なんだよぅ、俺この後彼女とデートなんだから邪魔すんなよぅ」
Bさん「確かにリア充爆発しろって思ってたけどさぁ、本当に爆発するとは思えないじゃんかよ!」
Cさん「カップルを見てイライラしていた。むしゃむしゃしてやった」
うーん、この事件は非常に難しい。一体誰が犯人なんだ?
Aさんは絶対に嘘を言っている。その顔で彼女がいるなんて信じられない。もしかしてやましいことを隠しているのか?
Bさんも怪しい。『リア充爆発しろ』と思うだけで爆発する可能性も0%ではない。探偵はすべての可能性を考慮する必要がある。
Cさんが言っていた『むしゃむしゃしてやった』って何だ?何をむしゃむしゃ食べたんだ?まさか、ダイイングメッセージ……?
くっ……!くそ。難しい。まさかこの名探偵アホウに解けない謎があるなんて、あり得ない……!
これでは俺の承認欲求が満たされないではないか!
俺は未解決事件をその場でパパっと解き明かして刑事からめちゃくちゃ褒め称えられたいんだっ……!
ん?この白い粉はなんだ?
……ペロッ。
……!こ、これは!……粉雪!
分かったぞ!この事件の真犯人がっ!
Cさんがむしゃむしゃしたのはこの粉雪で、それが触媒となりBさんの『リア充爆発しろ』と言う願いがかなえられてしまったのだ!
犯人は、そう、この粉雪を降らせたサンタクロースだ!今年のクリスマスプレゼントは、リア充の爆破だったようだ。
真実はいつも一つだったりする。さっちゃんの名に懸けて、今日も黒い服を着ている人を怪しいと決めつけて調査する!
(ここでちょうどよくBGMが止まる)
最後まで読んでくださりありがとうございます。こちらはなろうラジオ大賞7参加作品であります。




