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エピソード7 時倉影

 インが一日中泣き続けた後日の朝。インは泣きやんでから朝寝坊した。

「アイミ・インさん、アイミ・インさん、ねぇ、起きてよ。」

「ん?」

インは目を覚ました。インの体の上に金髪の男子小学生がいた。

「ねぇ起きた?アイミ・インさん。チューしよう。」

「え?ちょっと待って、坊や。」

「坊やじゃないよ。僕は大人だよ。」

「大人の僕。どうして私とキスしたいの?」

「だって、あなたの顔が美しいから。」

「えっ、そうなの。私、美しいの。」

「あ、そうだインさん。今日黒髪に赤い線が入ったツートンカラーの男が東京のどこかにかいるから。気をつけて。」

誰かがドアを叩くような音がした。

「イン、イン、起きて。」

「・・・ハッ!」

インはおばの声に起こされた。

「のいぢさん?」

「イン、夏休みの宿題が初日ぐらいに終わったからと言って一日中泣いていないの。あっ、そうだ。イン、今朝ね、光さんから電話があったの。大事な話があるからインのタイミングでもいいから来て。伝えたい事があるからって。」

おばの伝言を受け、インは胸を膨らませながら出かける服に着替え、自室のドアに近づいた。

「のいぢさん。おはようございます。そして、いってきます。」

インは朝食を採らずに外出した。

インが光の所に行っている途中、インは偶然連翔に会った。

「あっ、連翔くん。」

「おっ、インか。イン。SINGETUの曲良かったぜ。再生回数34億超えなんて。」

連翔は明るい表情でインを褒めた。インの顔は赤くなった。

「あっ、そうだイン。俺の宝石魂が光っているんだけど、死神のとこに来るか。」

「あっうん。」

「そう、じゃあ行こうか。」

インは光の大事な事を忘れて連翔の死神退治を優先してしまった。

インは連翔について行ってしまった。インと連翔が死神がいる所に行くと、そこは葛飾区だった。葛飾区に着いたインと連翔はレトロな街を歩いた。

インと連翔がレトロな街を歩いているとパンフルートの音がした。

「連翔くん。パンフルートの音が聞こえた。」

「そうか、イン。パンフルートの音を追えばいいよね。死神め、俺らをここまで歩かせあがって。」

連翔の宝石魂が一瞬青く光った。インと連翔は宝石魂が完全的に青く光るまでの所に行った。宝石魂が完全的に青く光ったその時、インと連翔は後ろを向いた。後ろを向くと、スーツを着てパンフルートを持った男がいた。連翔は宝石魂を青く光らせ、戦闘態勢に入った。連翔がパンチの構えをした瞬間、謎の黒い稲妻が超神速に光り、半分になったパンフルートと男の死体があった。

「えっ。連翔くん怖い。」

インは怯えながら連翔の背中に行った。

〈え?何?どういうこと。〉

「やはり、新の魔術師は貴様か。美樹連翔。そして、貴様の背後にいる女。そいつ、時の魔術師の嫁。アイミ・イン。僕の名前は時倉影(ときくらシャドウ)。」

黒いタンクトップに真っ黒な髪。赤のツートンカラー。ライトブラウンの長ズボンに黒い靴を履いた男性。

「おい!テメェ。俺の獲物に何しやがるんだ。」

「獲物?死神のことか。目障りだ。滅びるがいい。」

「取り消せよ。時倉影(ときくらシャドウ)。」

連翔は挙を(シャドウ)に向けた。すると(シャドウ)は戦闘の体勢に入った。

超音速(ソニック)ストレート。」

連翔がストレートを放った瞬間、(シャドウ)は姿を消した。

「滅びろ。美樹連翔。10万ボルト!」

連翔の背後に(シャドウ)が連翔の身体を抱いて10万ボルトという黄金に光る電気を出した。

10万ボルトを喰らった連翔は脳が潰れるくらいに白目の状態で吐血し、残酷な血を出しながら倒れた。

連翔の残酷な姿にインは口を思わず手で押さえた。

連翔が立ち上がろうとした瞬間、(シャドウ)が右手でスタンガンのような電気をビリビリだしながら連翔に近づいた瞬間、黄金の雷が落ちてきた。

インは落雷の光を見て思わず倒れてしまった。

「イン、イン、イン。」

男性の声がした。インが目を覚ますと、光がインを見つめていた。

「イン。君は確か、朝食を食べていないよね。」

「はい。あっ。」

「イン、今、作ってくるから。君はアレルギーとか無い。」

「無いよ。」

「そうか。じゃあできるまで少し寝ていて。」

インは朝食ができるまで少し寝た。

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