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Part.1.5 キャロル先生

「起きなさああああい!!」

”ガバッ”と起き上がる。しまった!!寝過ごしたようだ。キャロラインが両手を腰に当ててかわいらしく”ねめ”つけている。

「ごめん。労働頑張るから許して。」と甘えた声でお願いしたが、「顔を洗って!朝食よ!」と冷たくあしらわれた。

朝食も昨晩と同じお祈りから始まった。朝はパサパサのパンにミルクだった。中世ヨーロッパくらいのレベルだとこんなもんか。もしかしたら、教会だから多少は普通より質素に生活しているかもしれない。

「今日も昨日の作業の続きですか?」と聞くと、「そうですねー、どのくらい滞在されるかによりますね。どのくらいの滞在を予定していらっしゃるの?」とシスターに聞かれ、「(何も考えてないです。とは言えないよなぁ)・・・魔法が使えるか分かるまでというのは、どれくらいの時間がかかるのでしょう?」と逆に質問してしまった。「そうですねぇ。大抵半年ほど訓練して発動するかは分かると思います」とシスターは答えてくれた。「(嫌な顔せず答えてくれたということは、半年は面倒を見て貰えると考えるのが妥当だ)では、半年お世話になれたらありがたいのですが、ご迷惑ではありませんか?」と聞くと、「男手が必要な仕事もありますし、構いませんが、魔法の先生が付き合ってくれるかが問題ですねぇ」とシスターが言いながらキャロラインを見る。つられてキャロラインを見ると、とおおおおってもイヤそうな顔をしていた。

「キャロラインさん、お願いです。教えてください。何でもお手伝いしますから!」と言うと、「朝起きれない人が何をいってるやら・・・」と辟易している。「ところで、あなたいくつ?」とキャロライン。「25歳です」と答えると、「年下じゃない!まぁいいわ。教えてあげる。あと、私はキャロルと呼んで。そっちの方が気に入ってるから」とキャロル。「はい、キャロルさん」と言うと、「”キャロル”だけ、さんは不要よ」


これうしてオレは魔法の勉強をしながら半年はこの村で魔法の勉強と肉体労働をすることになった。


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