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シロツメクサ  作者: 大神 葵
第二章  大橋 拓海
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二章 8

「全然振り向いてくれない訳よ?なぁ?わかる?3ヶ月よ?3ヶ月!いつも笑って話聞いて、笑顔でお断り…」


ギネスを片手に愚痴る大橋。


「その度にこの店に来て散々愚痴っていましたからね…」


そんな話を茂野は笑いながら聞いていた。


「ただ世間話をして、いい感じになったら飯に誘う。ダメでも連絡先を聞く。それもまたダメ。その繰り返しが3ヶ月も続いた訳ですよ」


「完璧にストーカーですね…」


茂野がポツリと言うがそんなのはお構いなしで大橋は喋り続けた。


「でもね!シゲさん!ここ大事!ある日突然よ?突然ね… 俺何もしてないのよ?何もしてないのに突然OKがでたのよ!俺もさっぱりわかんなくて… 逆にテンパってさ…」


「覚えていますよ。あの時は来るや否やバーボンをストレートで!って言われてびっくりしましたから…」


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