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し 資料 視 死 詩 思考 思想 四季 滲み 支持 私利 塩
明日の朝に、新聞配達の音が聞こえたら起きよう。そういう決意をする。資料が必要だ。新しく僕を啓発する人生の良き資料。そういう日常レベルの空想をしていたら、視界に父親の死が見えた。それについて冷静に詩で弔う僕がいる。思考回路は依然、異常だ。そういう思想を持って生まれたのであろう。四季が美しい、それだけで親の死も自然と受け入れられる。自然、しかし不自然だ。心に沁みる言葉が、今着ているレインコートにも滲み込む。雨、やはり私は四季を支持している。私利だけに生きることなく、辺りにいつも塩をまいておこうと思う、今は夕暮れ。