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く 苦しい 苦 組 草 苦悶 苦行僧 九層 工面 苦労 クラフト
苦しいな、生きるのが苦しいなとおもいだしたのは、丁度あの頃からだった。組合が造る集団に阻害され、憂鬱なる世界が草稿の内に、舞い落ちたとき、人生最大の苦悶がやってきたのだ。そんな人間の背中を見ながら、僕は知らん顔で、苦行僧のように思想論を執筆していた。夢で空を飛行し、しかし、そんな空想癖を思いながら、九層につながる僕の精神形態を、自身で工面していた。ここまで読んでくれた皆さんに、ご苦労様です。こんな何でもない話、クラフト用紙に書き写して、飛ばしてしまおう。




