表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/44

あ 愛 明日 汗 秋 雨 痣 蟻 足 あたし 小豆 後 悪 畦 穴 庵


 愛という不可視を思いながら、明日のない明日を思う。風景画に汗をかくのは、自意識が過剰だからであろう、誰も僕を知りはしない見ては居ない。それでも自意識との葛藤に汗をかきながら、歩くのは秋の夕暮れだ。雨が少し降っている。痣がひどい右手の上のほうで、昔砂を掘ったとき、蟻がそこを歩いて慰めてくれた。足は重い。あたし、あなた、君、女、そんな抽象景物に惑わされて、小豆を食べながら、後をついてくる猫を発見する。悪い目をしていて、それが、自分の投影とも知らずに居た。田んぼの畦道に差し掛かり、大きな穴を見つけ入ってみようかと思う子供心が、まだ先の見えない私には早すぎる隠居の私庵の世界風景であるとしても。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ