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ち
ち 血 知 知識 値 置 地位 知覚 置換 近く 地層 小さい
血液を検査してもらい、良好だと聞く。紙切れにかかれた文字を見て安心する。それもつかの間、人々や親類がやってくる。家族が遠めでなにやら話している。知識のある私には、それが異常な現象であるとわかるのだが、彼らこそ自分を正常と考えている異常者である。みな、値段、或いは、そこに置く地位を知覚で判断し、見事に矛盾を置換して、近くに引き寄せ、そして、地震を起こす、地層を動かすのも、人々だ。自己と他者のことを言っているのだ。僕は小さいことを考えているつもりが、世界の地層をいつの間にか考えていた。