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凛快予想(Rinkai Conjecture)

 2024年 4月  

 


 1 背景

 

 21世紀初頭、物理学の分野において、一つの問題が重要な意味を持つことになった。アインシュタインの相対性理論と量子力学が衝突を起こし、それらの理論の統合の必要性が明らかになってきたのだ。その問題を解決する候補は、20世紀の終わりまでに、幾つか誕生した。なんと偶然に発見した理論が最も有力な候補となるとは、一体誰が予測しただろうか?神様?

 超弦理論はその中の一つである。原子論から素粒子論を経て、さらにその下には、弦が構成物質となっているという見解を持つ理論である。さらに、超対称性を組み込んでいる。また、超弦理論は5つのバージョンが発見されたが、それらは双対性によって纏め上げられ、M理論がエドワード・ウィッテンによって提唱された。

 だが2024年の段階では、弦理論が学会の一致した了承を得ることが出来ない。理由には、その理論の検証の根源的な難しさがある。弦理論に登場する弦の大きさはプランクスケールほどであり、人類が扱えるエネルギーを遥かに越えているためだ。また期待されていたLHCを持ってしても、超対称性をいかなる形でも発見出来ていない。

 


 2 予想


 しかしながら、ここで私は2つの予想を立てる。



 予想 A;弦理論が万物の理論であること


 予想 B;弦理論が完成するには、ループ量子重力と同等であるという、何らかの繋がりが発見されなければならない。




 3 要望


 もし弦理論がループ量子重力を取り込み、統合され、究極の理論であることが確かめられたのなら、少なくとも理論の日本語名は、総弦理論が一番素晴らしいと思う。


 M理論はあくまでプレイスホルダーであることは周知の事実だが、具体的に命名する時、万物の理論には、相対性理論や量子理論よりもさらに公共性がある事を改めて認識する必要がある。膜理論とか、マトリックス理論とか、かなりダサい。

 究極の理論の命名には、厳しい条件が課せられる。科学的、美的、宗教的、これらの全ての条件を考慮する必要があるのだ。


 

 そこで私が究極の理論の名前を、既に考えておいた。


 要望 A;総弦理論


 以上!



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