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第10話 新しき三人の友

今日も変わらず賑やかで綺麗な景色が目に入る。

子供は愉快に走り回り、大人は忙しそうに働いている。

昔と変わらず平和な国だ。

でもやっぱ色々と変わってるな。

42年でこんなに背景とか変わるもんなんだなぁ。


見知らぬ店もあるしな......店名は射的?

対象を射抜く......殺し屋か?物騒だな。

おいおいおい、子供も入ってるぞ。

ドゥースター。40年の間にどうしたんだ?


戦士国ズリャオにて......


王座には国王が鎮座している。

そしてゴジャ、ウフェ、ジッテルの三人が国王の前で屈む。


「国王。要件とはなんでしょうか」

最初にウフェが口を開いた。

「すまんな......ゴジャ、ウフェ、ジッテルよ。何故、今回。お前たちを呼びつけたかというとだな。戦況がどうなるか聞きたい、予想で構わんさ。戦力を見直したいだけだからな」

ジッテルは静かにゆっくりと挙手をする。


「私からいかせてもらうよ。まず、戦況は苦しくなるでしょうね。今回の戦争では総兵士長が参加する可能性が高い。じゃなきゃ、うちの戦士長は倒せない。まぁこれには最低でも二人いることが必須条件ですがね。ですが勝つことは可能かと......勝てる可能性は70%だと予想します」


国王は立派に伸びた髭を弄りながら聴いている。

「うむ......少し厳しいな。それでゴジャとウフェはどうだ?」

ゴジャは少し悩むもすぐに悩み終わる。

「絶対勝てますって。だってまず、結界を突破出来ない時点で相手は苦戦を虐げられるでしょうし......[アビス]だって今は違うところにいる。総兵士長さえぶっ潰せば100%勝てます!」


「ゴジャ......そんな簡単じゃないぞ。兵士長単体でもかなりの強さを有するしな。ある程度、情報はあるが完全とは言いきれん。情報でも戦力としてもあちらの方が上。まぁ戦場と作戦としてはこちらの方が上。そう来れば五分五分かと。[アビス]が来れば終わりですがね」


「素晴らしい!とにかく[アビス]が来ないように情報を操作すれば勝てる可能性はあるということだな?お前たちに聞いてよかったよ。ルガゼは落ち着きがないし、デグリオは出てこない......そしてデイアンは今、作戦を計画しているから、お前たちしか呼べなかった......指揮官を呼んでも良かったが......お前たちの方が信用できる。スパイがいる可能性も無くはないからな」


その言葉が発せられると一気に険悪な空気になる。

国王は拍手を止めると威厳を示す姿勢になる。


「すまぬな。だが、我とて混乱しておるのだ。同盟を結び貿易までしている国から宣戦布告が来たのだから......誰も信じれんのだよ。真実がどうとあれ、宣戦布告をしてきたのは事実。ならば戦争するしかあるまい......戦争は一週間後......いけるか?ビバーナムよ」


戦士長らの後ろから出てきた老人ビバーナムは言葉を発さず杖を地面に突き立て、トンと音を鳴らすと不気味な笑みを浮かべる。




アザゼル達は買い物をすませ、帰路についていた。

「オノバー!お前、この......難しそうな本とその服と野菜ジュースだけで良かったのか?今ならまだ戻れるけど?」

俺は紙パックの野菜ジュースを口に含みながら頷いた。

「そうかぁ......買いたいもんあったらいつでもいえよ?俺たちがついていってやるからよ!」

アザゼルは眩しい笑顔をしながら親指を突き立てる。

「ついてこなくていいよ。1人で買い物できる!」


ルルが俺の腹を思いっきり殴る。その瞬間、俺の腹にはかなりの激痛が走りうずくまって悶絶する。


いってぇ......力を制限してるんだ。しょうがないんだろうが......

それにしてもなんのフリも無しにこうも殴られると......


「オノバーって気難しいやつなのかと思ったけど......良い顔できるじゃん!いつもそういう笑顔を絶やさずに出来たらいいね!」


悶絶している俺のほっぺたをルルはつつく。


「はぁ、ルル。やめなさい。オノバー君が痛がってるよ」


ほっぺたをつつくルルをスミスが俺から引き離してくれた。

ルルはそれにハブてたのかジタバタしている。


そうこうしてるうちに夜になったので急いで寮に戻った。


それから30分後に美味しそうな料理が食卓に並べられた。

ハンバーグに米、栄養があるサラダ、コンソメスープ、卵焼き。

そして食卓の中央にはフライドポテトや唐揚げなど油物。

俺の家ではこんな豪華なものは食べれなかった。

野菜はともかく、肉となるとな......

とりあえず!食材に感謝!シェフのスミスに感謝!


「いただきます!」


俺はまず、卵焼きを贅沢に頬張った。

もちろん、味は超最高!

一生、こういうのを食べていきたいな......

でも、たまには自分で作ってばあやに持っていくのも良いかもな。

そうなりゃ、あとで教えてもらおっと!


「おい、ルル!唐揚げ取りすぎだぞ!俺たちの分がほぼないじゃないか!しかもフライドポテトまで!」


「何を言ってるのよ!これは早い者勝ちだよ!?唐揚げとかフライドポテトを最初に取らなかったアザゼルが悪い!」


「なにを〜?」


コイツら、ほぼ毎回喧嘩すんじゃん。というか、喧嘩を聞いていると料理の味が悪くなった感じがする。


「二人とも。今まで僕達だけだからという理由で干渉しませんでしたが、今回から、ほぼ毎日、食事や様々な行動にもオノバー君が付くんですよ?先輩として恥ずかしいと思わないんですか?それを理解した上で行動してくださいね」


この人がこの寮に入れられた理由がわかった気がする......

あれでガチ説教されたら流石の俺でもヘコむ......


アザゼルとルルは物静かになり、一口も小さくなった。

食事を終えるとスミスはエプロンをつけて皿を洗う。

「なんか手伝いますよ?美味しい料理も作ってもらったし......」


「いや、大丈夫ですよ!最悪、なんかあればあの二人に任せるんで」


確かに笑顔が怖いな。なんだろう......笑顔は可愛らしいとは思うのだが圧?気配?がやばい。


「じゃあ、時間が空いてる時で良いので料理を教えてくれませんか?貧住地に住む家族に料理を振る舞いたいんです」


「ん〜。そうですね。一冊しかないのですが、料理のことをメモしているノートがあるのでそれをあげますよ」


「いいんですか?一冊しかないのに......」


「いいんですよ。どうせ、もうそのノート使いませんし......」


アザゼルとルルが奥の部屋から戻ってくる。


「へっ、さっきは迷惑かけたようだからな。皿を片付けてやるよ。ルルもやるぞ!」


「もうやってるわよ!バーカ!」


「は?誰が、バカだって?」


「バカはバカでしょ?後輩にあんな見苦しい姿見せてさ!」


「はぁ?元はと言えばルル!お前がやっ......」


二人共々、怒りで皿を落とし割ってしまった。見事に全て。

あっ......これは、やばい。

「オノバー君、怪我ない?」


「大丈夫です!」


「おい!スミス!俺たちの心配も......」


「二人とも......早く割った皿を片付けて下さい。わかっていると思いますが、一応、言っときますね。後で説教しますから」


二人は急いで掃除すると奥の部屋で正座して説教を待つ。

そして皿洗いをし終わったスミスは奥の部屋へ行ったので俺は歯磨きをした後に寝巻きに着替え、ベッドに入る。


すると見た事のある光景を目にする。

目の前に玉座がある光景......

あれ?これ、夢じゃないぞ。


聞き覚えのある声がした......

「久方振りじゃな.......ディーク」














































3人とも潜在能力はあるが現段階ではクソ弱いです。

流石にディコムよりかは強いとは思いますが、面奇団の中での雑魚にも負けると思います。アザゼルの能力的に勝敗が着くかは分かりませんが確実に二人はやられます。


あの三人の中だとルルが強いです。

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