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奇々怪界な魑魅魍魎  作者: まちおさ
第3章 二人の過去
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二人の過去1

書きました!短いですがよろしくお願いします!

デウス・グラディウスの連中が帰ってから数日たったとある日、喫茶店百鬼夜行──


今日はお客さんの数も少なく、従業員達は各々店内の清掃をしたりコーヒーカップを磨いたりしていた。

そんな時、カランカランと入口のドアを開けるベルが鳴る。


「いらっしゃ──何だ、龍か」


「何だとはなんだ。客も連れてきてやったっつーのに」


「客?」


すると、龍の後ろからひょこっと飛び出てくる男がいた。


「どもーっス!!お久しぶりっス、蓮さん!!」


「あぁ、翔太、久しぶりだね。元気だったかい?」


男の名前は高峯翔太(たかみねしょうた)20歳、半年ほど前天龍院にやって来た修行僧である。

僧侶らしく黒い布衣を身に纏い、黒髪の短髪、いかにも日本男子らしい顔つきをした好青年といった感じだった。

良くも悪くもサバサバした明るい性格ですぐに、他の僧侶達ともすぐに打ち解けていった。

そんな時、翔太は他の僧侶達から龍の様々な逸話を聞かされ居ても立っても居られなくなり、龍に弟子入りを懇願。

龍は勿論「断る」とつっぱねたが翔太自身が勝手に龍の弟子を名乗り初めてしまった。

ぶっちゃけ龍からしたらただのタチの悪い後輩のような存在である。

蓮とも面識があり他の僧侶達のように蓮にも悪い印象を持っておらず、百鬼夜行にもたまに顔を出している。


龍と翔太はカウンターに腰掛ける。


「何か飲むかい?」


「ココア欲しいっス!」


「俺ァ、コーヒー」


「はいよ」


蓮がココアとコーヒーを淹れる。


「お待ちどうさま」


「あざっス!にしても、今日は暇そうっスねー……あ、そうだ!せっかくだから二人の"馴れ初め"について聞きたいっス!!」


ブッ!と龍が勢いよく口からコーヒーを噴き出す。

蓮が顔を引き攣らせながら翔太に問いただす。


「馴れ初めって……意味分かって使ってる?」


「?仲良くなった日のことじゃないっスか?」


「違っげーよヴァカ!!!テメェは二度とその言葉を使うんじゃねぇ!!!」


「何怒ってるっスか?」


「寒気がしたよ……」


「んでんで、聞きたいっス!二人が出会った時の事!!」


「断る」


「えー、何でっスかー?聞きたいっス!聞きたいっス!聞きたいっス!聞きたいっス!聞ーきーたーいーっスーーー!!!」


「だあああああ!!うるせええええ!!」


「聞いても何も面白くないと思うよ……」


「いいいいいじゃないっスかあああああ!!!暇なんスからああああああ!!」


騒ぐ翔太に釣られたのかいつの間にかコロポックルとキジムナー達も集まり興味津々といった顔で蓮と龍を見つめている。

すると、蓮と龍も諦めたのか二人揃って「ハァ…」とため息を吐いた。


「……長くなるがいいか?」


「全然!大丈夫っス!」


翔太、コロポックル、キジムナー達はそれぞれ鼻息荒く待ち望んでいた。


「ハァ……まずは俺達の生い立ちから話さなきゃなんねーな──」

ここまで読んで頂きありがとうございます!ご意見、ご感想お待ちしてます!

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