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界雷の英雄  作者: 水瀬 岬
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1話「プロローグ」

大きな爆発音と共に街中をトラックが猛スピードで走る。

「さすが兄貴!兄貴のギフトがあれば銀行強盗なんて余裕っすね。」

「ふんっ、簡単に強盗にはいられる方がチョロいんだよ」

「兄貴一緒ついて行きやす!」

そんな会話が大金を詰んだトラックの中で繰り広げられる。

「フィアーだ!フィアーがトラックで暴走してるぞ」

「轢かれるぞ。逃げろー」

そんな声が街に響き人々が逃げ惑う。


「きゃっ!」

1人の少女が母親の手を離れトラックの前に倒れ込む。

「そんな、やめてー」

母親は少女の元へ走り抱き抱えるがトラックを避ける時間は彼女たちには残っていなかった。


「たすけて...」


その刹那、街中に轟く雷鳴と共に彼女たちの上をトラックが舞う。


「大丈夫かい、お嬢さん方。」

「あなたは...」

「うわ〜、雷帝だ!本物だ!」

母親よりも先にその名を口にしたのは少女であった。


「ほんとだ!雷帝が来てくれたぞ!」

「これで安心だ。」

逃げることを辞め人々は彼の存在を確認する。


「もう大丈夫です。雷の如く助けに来ました。」


そう、これが僕。

この物語の主人公にして『雷帝』の名で人々を救うホルダーをしている。


これから話すのは僕が雷帝の名で人々から親しまれるホルダー、つまりは英雄になるまでの物語。

英雄譚ってやつさ。

でもその前に少しだけこの世界について話をしておくね。


100年前、地球の各地で何らかの特異な体質を持つ子供が誕生した。

体が燃えてしまうような炎に触っても火傷1つなかったり、極寒の地でも凍えることなく裸同然で生活できたりなど少し便利な体質を持っていた。


そして、とある研究者はこの子供たちのDNAなどを分析し、ある薬品を開発した。


それは体質そのものを進化させ、炎に強い子には炎を操ったり、寒さに強い子には冷気を体から出したりなどの特殊能力を与えた。


人々はこれを神からの贈り物とし『ギフト』と名付けた。


しかしギフトは生活が便利になる反面、犯罪にも利用されることが増えた。

そしてギフトを犯罪に利用する者を恐れることから『フィアー』と人々は呼び、それを抑制する者を平和への希望とし『ホープホルダー』や『ピースホルダー』と呼び、それらが合わさり『ホルダー』となった。


そしてホルダー達の長は良きホルダー育成のために学校を設立した。


それが『国立希傑(きけつ)高校』


そしてこの物語は僕が希傑(きけつ)高校に入学するところから始まる。


初めまして『水瀬 岬』です!

この度「なろう小説」を読む側から書く側になりました。


このプロローグを書くだけでも、やっとって感じですが頑張って書いていくので応援よろしくお願いします!

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