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第01稿03話~爺ちゃん、採集に勤しむ6~



__久黎爺|カフェ


 かふぇを楽しみ、各々一息ついている所じゃ。雑談がてら薬草の事をK太君に教えていた。



「リアルの雑草がこっちでの薬草……なんですね。他の3国も雑草なのかな?そう言えば王都があるのに4つの領地じゃなくて国なんですよね王都なら王国なんですけど」


「確かにそうじゃのぅ。どうして王都なのじゃろうか?」


「王都はオフィス街ですわ」


「ふむ?」


「ギルドという軍事会社をしている所と言えば良いでしょうか?」


「そう言えば世紀末君もなんか言っていたのう、探索者組合とは何が違うのかの?」


「ギルドは王都という会社の部署です。王都から許可を得たギルドは業績を残せばその分、王都から報酬が受け取れます。組合は国ごとにある各職業窓口って感じですわね。プレイヤーに取ってはギルドを作ってそっちで活躍する方が土地とかも貰えますわ」


「プレイヤーは探索者組合に所属しますがNPCの方々は冒険者組合に所属する事になります。プレイヤーの方が名声が上がりやすいのでギルドの認可を受けるのは大体プレイヤーとなるようです」


 羊がかっといんしてきたぞい。ふむふむ、王都から給与を貰う軍=ギルドという扱いかのう。


「おぜうさまは王都をギルドと言いましたが、NPCの方々にとっては祭儀場に近いようです。有事の際の避難や4国の主達の会議に使われてるようです」


「ふむ?王様は居ないのかの?」


「王都を統括する方は教皇と呼ばれてますね」


「ふむ?という事は元は聖都と言う事かのぉ?」


「かも知れませんね。王都についてはそれくらいしか私どもでは把握しておりません」


「羊、貴方減給ね」


「……なんですと?」


「私が説明したいと言ったじゃないの!」


「いえ、補足説明をした次第です」


「まぁまぁ、落ち着くんじゃ。流石に減給はやり過ぎじゃ。減給?」


「お爺様、大丈夫よ、そういうロールだから!」


「おぜうさまの言動は無視していただけると」


 成程、これが所謂、姫ぷ、という奴なのかの!


「あい、分かった。地道に組合のくえすとをこなしていこうかのう」



「久黎爺さんはPTとか組まないんですか?」


「うん?儂はまずは死なない様になるまでは、1人でやろうと思っておったが」


「良かったら、この後、PT組みませんか?」


 ふむ、しかし兎の壁がぱーてーを組んでいる時に発動すると困るのぅ。


「戦闘が始まってしまうと兎の壁で逃走が出来なくなるのじゃが、それでも良いかのう?」


「はい、大丈夫です。草原で軽く戦闘を手伝っていただきたい感じです」


「なら、私達も行きますわ!危なくなったら攻撃します。監督役ですわね!」


「でしたら、彼の装備の素材を作る為に森に行きませんか?」


「蜂さんの居る所かの?」


「はい、そうです。集めるものとしては木材、と弦の素材でしょうか。それから鉄鉱石を拾ってナイフの素材にしましょう」


「えと、良いんですか?」


「目的もなく狩るよりも目標があった方が最初はいいのですわ。安心しなさいボスは私が爆殺しましょう」


「流石、爆殺令嬢と呼ばれるだけあるのぅ」


「……久黎爺様、失礼ながらおぜうさまの通り名は爆炎令嬢です」


「おぉ、間違えてすまんのう。そう言えば世紀末君の通り名はなんなんじゃ?他の人に聞いてくれと言われたのじゃが」


「私としては爆殺令嬢の方がインパクトがあって良いですわ!……私は知らないわね」


「彼は星降りの世話人です」


「星降りの……世話人?」


 世話人……りーだーしっぷを取っているからかの?補佐もしていたしのぅ。


「PTで貢献度上げをメインでしてたから、その通り名が付いたのかと思われます」


「通り名ってどうやったらつくんですか?」


 K太君が聞きたい事を聞いてくれるようじゃ。


「そうですね。NPCの方々は少々、噂好きの様で探索者がどの様に戦っているのかどんな貢献の仕方をしているのかで変わるようです」


「ほぅほぉ、儂には、どんな通り名が付くのか楽しみじゃな」


「僕もどんなのが付くかな。あ、そう言えばPTでの注意って何があります?」


「そうですわね。貴方は矢はどれくらいあるのかしら?」


「取り敢えず、初期アイテムの100本を少し使って90本位です」


「なら、お爺様を前衛に、貴方は矢が無くなるまでは後衛をしましょう。エルフなら魔法の適正がある筈なので魔法で矢を生成出来る位までは熟練度を上げたい所ですわね」


「魔法……頑張ります!」


「儂も気功の熟練度上げ頑張るぞい!」


「ではそろそろ行きましょう。時間は有限ですわ!その後、時間があればアイルを紹介したいのですが、無かったらアイルにはチャットを送っておきますのでお爺様が連れてってあげてください」


「了解じゃ、ではふれんど申請をしておくぞい」


「あ、はい、よろしくお願いします」


 申請が許可されたのを見て、5人目のふれんずじゃ!と心の中でてんしょんが上がったのは内緒じゃ。


「では支払いを済ませるので先に外に出てると良いぞい!」




カフェ会後半戦、王都は軍事会社説と王都は会議所説。あくまでも二人の意見。そして明かされる世紀末の通り名……

爺ちゃん、それ姫プやない。テンションが上がるとぞいぞい言い始める爺ちゃんであった。

次回、爺ちゃん、K太君と素材を集める。あれ?2話に逆戻りしてるぞ。森できっと採集すると思う。思いたい。

それでは皆様また次回。

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[一言] まずはパーティプレイ(*´˘`)(✽-ᴗ-)ウンウン
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