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第01稿03話~爺ちゃん、採集に勤しむ5~



久黎爺|カフェ



「好きな物を頼むと良いぞい。儂は抹茶ならてとぱんけーきじゃ!」


 おぜうちゃん、羊、K太君を連れカフェにやってきた。取り敢えずは注文を済ませるとしよう。


「えっと、じゃぁ僕も同じものを」


「私はDTパフェにしますわ」


「でーてーぱふぇとは何じゃ?前に頼んだ奴はでらっくすな、ぐれーとな、とーるな、ぱふぇじゃった筈じゃつまり……でらっくすな、とーるな、ぱふぇかの?」


「惜しいですわね。正解はデリシャストールパフェですわ!お爺様」


 前のモノよりサイズが小さいと言う事かの。


「私は珈琲にいたします」


「あい、分かった」


 恙なく注文を終え、早速、K太君に話を聞く事にする。


「ではK太先生、ご教授願うぞい!」


「せ、先生?そこまで知ってる訳じゃないですけど。んと、超能力はおおまかに分けて4つ……かな。瞬間移動とかの存在に干渉する系とテレパシーとかの感応系、サイコキネシスとかの念力系、あとは自己強化系、透視とか気功もそこに含まれると思います。大別するとそんな感じだと思います」


「ふむ、そんなにあるのかの?」


「大別しただけですから思い浮かんだ奴はもっとありますよ。瞬間移動系は人だけとか物だけとかでそれぞれ違う名前だったりしますね。これは現在身近なものとしてはインベントリ機能が該当しそうですね」


「見えない場所に収納すると考えると確かにのぅ」


「瞬間移動は~ポートと言われる感じですねテレポートとか」


 恐らく場所と場所を繋ぐという意味でのぽーとという単語じゃろうか。うむ、意味は確か港だったか。交通の要じゃの。海や空だと時間がかかるがここで言うと港と港を設定して航路にかかる本来かかる時間を時間なく移動すると言う事かの?む、そうではないか。航路の距離を0にするというのが正しい認識かの。


「感応系はテレパシーとかですね。他人に干渉する能力って感じです。と言っても物理的な意味じゃなく精神的な意味合いが主ですね現状で言うとチャットとかがそうでしょうか?」


 他者への干渉、気を他者に流すとどうなるのじゃろうか?他者、生き物ならば何でもよいのだろうかの?今度、もんすたぁさんに試すとしよう。


「あとは本題の二つ、念力系、目に見えない力を使ってモノを操ったり物にエネルギーを込めたりする奴ですねサイコキネシスとかテレキネシス、前者と後者の違いは前者は見えない力、後者は物に別のえねるぎーを送り込んで動かすと言った所でしょうか?」


 儂の気功術は物を通さないと霧散する、つまり気を込め運動えねるぎーの方向を変える気功術は後者に位置すると思われる。


「ふむ、ならばてれきねしすとやらの方じゃろうな」


「そうなんですか?」


「うむ、気を練って武器に流すと攻撃力が上がったりするぞい。あとは空を跳ねたりじゃな」


「空を跳ね……空を飛ぶのは念力系か自己強化系ですね。久黎爺さんは恐らく両方、該当すると思います」


「うむ、そう考えると気功とは運動えねるぎーを作り出す力だと考えられるのぅ。放出と凝固という説明しかすてーたすには書いていないが」


「あぁ、多分凝固が私の知ってる気功だと思います。肌が金属の様に硬くなったり炎の上や瓦礫を素足で歩いたりとかですね」


 それは心頭滅却というモノではないのだろうか。ふむ、攻撃を受ける時に凝固を使うと良いと言う事じゃな。しかし、相手の攻撃を予測する力を求められるのぅ。気を練ってる間に攻撃に当たると霧散してしまうからの。そう言えば凝固は余り使っていないのぅ。


「僭越ながら久黎爺様、種族はなんでしょうか?」


 羊がかっといんしてきたぞい。


「うむ?儂は仙人じゃ」


「それでは久黎爺様の気功術は種族の影響を受けておられると思います。気功術との事でしたが、できる事は気功というより神通力というものかと」


「神通力なら納得です。天狗も跳ねますし」


 K太君が納得している。ふむ、天狗達は羽があると記憶しているが跳ねる様じゃ。羽は飾りなのかのぅ?


「神通力=超能力って認識で良いと思います」


「天狗の羽は飾りなのかのぅ?」


「天狗の種類によっては羽とかありますが、山に住む主の動物を天狗と呼ぶようになったんだと思います。山に住む狐狗狸など人を化かす動物が化かすときに取った姿なのかも知れません。その場合、赤い顔は猿、鳥の翼、狗等の爪、人を参考に山伏と言った山に居る者達をキメラにして化かしていたのではないかと」


「……なるほどのぉ、ん、その場合神通力は何処にいったんじゃ?あと高い鼻は?」


「相手に幻を見せる部分ですかね?高い鼻については、そもそも鼻だけでなく狐の様な顔だったと考えればどうでしょう。高くは無いですが長いと言えるでしょう」


「幻かのぅ」


「話が逸れましたがスキルは熟練度式のシステムみたいなので久黎爺さんの場合は目指せ神通力と言った所で良いのではないしょうか?」


「成程、ではまずは自由自在に空を飛ぶ所からじゃのぉ!あと、遠距離攻撃がしたいぞい」


「運動エネルギーを物に付与出来るのならブーメランのように戻る様に設定する事も可能ではないでしょうか?」


「設定、なるほどのぉ。こう見えてもそう言うのは得意じゃよ!」


 放出と凝固、この二つでは出来ぬと思われる。つまり気功術・基礎から上を目指さねばならぬのう。




どーてーなパフェではありません。ディーティーパフェです(ここ大事。

超能力は神通力、仙人は天狗?じゃぱにーずてんぐ!!

ここで説明されてる天狗はあくまでもK太君の一説です。どっかで化かされる絵本を読んだのかも知れません。考察推察回でした。目指せ天狗!!

それでは皆様また次回。


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[一言] お茶会しながら勉強会(o尸'▽')o尸゛ガンバー
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