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第01稿01話~東の拠点・アズマハラ1~


__久黎爺|アズマハラ・??


ふむ、取り敢えず言われた通りすてぃたす確認からじゃの。


【久黎爺】種族:仙人

 HP:98 MP:68

 STR:10 DEX:14 INT:16

 CON:13 POW:17 EDU:21

スキル :[気功術・基礎][活性][仙人]【合気道】【資料作成】



 ふむふむ、えいちぴーとえむぴーは分かるが他の英語が分からんのう。へるぷに頼るとするかのう。


 何々、それぞれ筋力、器用、知力、調子、精神、教養というすてぃたすのようじゃな。

 どうやら、このげぃむは色々な事にこの数値が使われるらしいのぅ。

 例えばあいてむの所持数などに筋力値が使われたり、何かを製作するのに器用値が使われたりするそうだ。

 ふむ、こうしてみるとSTR、DEX、CONが低くて他の3つが高いということかのう。

 どうやら魔法職の様じゃな!どの位の振れ幅なのかは分らぬが。INTが高いという事はそう言うコトじゃろう。


 さて、技能の方じゃが。『』は普通の技能で【】はEX技能とな?どうやって読み取ってるのか分からぬが現実の方での特技が二つぴっくあっぷされるようじゃの。

 ここ数年は時間が取れなくて道場に顔を出す事が出来ていないが特技と言っても間違いでは無いの。



「所でここは何処かのう?地図は……」


『地図を表示します』


「おぉ、さいだす君、ありがとうの」


 目の前に地図が浮かび上がる。さてさて、現在地は……


『ここはどうやら、アズマハラ。という街の神社区域の様ですね。ココです』


 地図の一点がポッと光る。ふむ、神社とな?広場ではないのか。


『どうやら初期のスタート地点はここの様です。広場はこの境内から階段を下って少し歩いたところにあるそうです』


 ふむ、この階段かのう。この神社は随分と高い位置にあるようじゃ。何段あるのか分からぬ程、石段が続いている。ふむ、移動を短縮するぽーたるみたいなものは無いモノか。魔法職ならその様な物は無いかの?


『私の分かる範囲でのスキルの説明をいたしましょうか?』


 む、頼めるか。


『気功術・基礎。HPとMPを消費する事により気と呼ばれる運動エネルギーを作成することが出来る』


 ふむ、運動えねるぎーとな。魔法とは違ったモノの様じゃな。


『気を練るには心を落ちつけて身体の中の中心を捏ねるイメージをしたらいいかも知れません』


 瞑想、ふむ。合気道で相手の動きを読むのも力や呼吸の流れを読む。それを自分の身体で行うのじゃな。

 身体の中、意識を集中させる。臍の辺りに集中すると臍が熱くなってきた。これなら文字通り臍で茶を沸かす事も出来そうじゃの。


『ハッハッハ、さて、基礎では2種類の気の使い方があるそうです。放出と凝固の二つですね。放出は気を外に放つ。凝固は言い換えて見れば力を貯めると言った形ですね』


 力を貯める……こうかの?臍の辺りで作った気を足に移動させバネの形を作ってみる。ほっ。

 次の瞬間、儂は空を飛んでいた。ふむ、人は空を飛ぶようには出来ていないのじゃが。


『その通りです。人間は空を飛ぶようには出来ていません。勿論、高所から着地するようにも』


 着地の問題があるのぅ。ふむ、次は放出とやらを試してみるとするかの。

 ふむ、一回使うと気のえねるぎーを消費して消えるようじゃな。では落ちるまでに気を練り直す事にするかの。


『気功術・基礎は練った気は1回で使い切りの情報を追加しました』


 ふむ、仙人と言えば筋斗雲に乗って移動してるいめぃじじゃが、作れないのかの?


『基礎では無理の様です』


 残念じゃ。


『マスクデータ、熟練度が上がればスキルのランクが上がって行く様ですよ』


 なるほどのぅ、ではドンドン使っていくぞい。上に向かっていく間は重い頭が上であるが基本的に重い方が先に行く。つまり相当な高さから落ちた場合は途中で身体が何処かに当たるという事が無い限り地面に頭から落ちる事になる。何もしなければ頭と地面がかち合って汚い花火となるのは自明の理。つまり単純にとる方向としては頭を軽くするか足を重くするかの2択。前提条件として気功を使いと入るがの。

 身体の中心、臍の5㎝程下、丹田を意識して気を練ってみる。どうやら、こちらの方が気を練りやすいようじゃ。

 これを足裏から放出するとするかの。


ふぉぉぉ、結果。儂は縦回転をしていた。どうやら足裏だけじゃ駄目の様じゃ。ふむ、ダメじゃな。この状態だと気が練れぬのぅ。


『予測ダメージ、HPを遥かに超えます。落ちる場所によっては軽減できる可能性があります』


 ふむ、しかしもう気が練れないのでな。このまま身を任せるしかあるまい。


『予測墜落地点にPLが居ます』


 ふむ、ぴーけーとやらにならない事を祈ろうかの。

 地面が近づいてくる。どうやら、儂と同じ頭の集団が派手めな少女と山羊頭の執事を囲んでいる様じゃな。

 そして、そのままその集団に墜落した。


『バッドステータス、骨折、出血、出血により残ったHPも無くなりそうです』


 ふむ、リスポーン地点は先程の神社かのう。しかし、少々痛いモノじゃな。


『痛覚の再現は実際の10分の1程に抑えられています』


 現実だと激痛じゃと言うコトか。


「兄貴ィ!大丈夫っすか!」


 身体を揺さぶられ気分が悪くなる。


「おい、それは兄貴じゃないぞ!落ちて来たやつだ!」


「え?マジっすか?そう言えば髭が長いっす!」


 そして意識が遠のいて行った。



ジイチャーン!失敗して落下死w

次回、爺ちゃんアズマハラの観光をしたい。

こうご期待、それでは皆様また次回。

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