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第01稿02話~爺ちゃん、素材を集める7~


__久黎爺|アズマハラ―カフェ


 次の日、ろぐいんした儂はかふぇに来ていた。おぜうちゃんからのお誘いじゃ。


「お爺様、ごきげんよう」


「うむ、待たせたかの?」


「いいえ、私達も今着いた所で注文しようと思ってた所なの」


「では今回は儂が二人に奢るとしよう。昨日は丸兎を狩りまくってのぉ。結構なお金を稼いだんじゃ」


「あら、でしたらお言葉に甘えましょうか」


「では私は久黎爺様と同じものを」


「うむ、任せてくれ。何にしようかのぉ」


 めにゅーを見ては目移りしてしまうのぉ。ふむ、和すいーつとやらもあるのか。では、今回はそちらにしてみようかの。


「おぜうちゃんは決まったのかの?」


「お爺様は何を頼む予定ですの?」


「うむ、儂は和すいーつにしようと思っている」


「だったら私も和スイーツにいたしますわ」


「ふむ、抹茶……珈琲?とな?コレにしてみるとするかのう」


「私的には苦くてオススメ出来ませんわね。私は抹茶ラテに致しましょう」


「抹茶珈琲とわらび餅にしようかのう」


「抹茶ラテと抹茶パフェに致します」


「羊殿もそれでいいかの?」


「はい、お任せします」


 店員さんを呼び注文を済ませる。


「お爺様、武器が出来たとか」


「おぉ、そうなんじゃよ。三節棍が出来たんじゃ」


 武器を取り出して二人に見せる。


「端の方に丸兎の爪が埋められてるんですね」


「そうなんじゃよ。どうやら貫通属性になってる様でな丸兎に結構刺さってたんじゃ」


「貫通属性……私は基本炎で一掃ですから物理攻撃はあまりしませんわね」


「丸兎からもう一段、敵のれべるを上げてみたいんじゃが遠距離攻撃をして来ない敵で良い狩場とかあるかの?」


「でしたら森の反対の方に行くと湖があります。そこから少し離れた林にはハウンドが居ます奥に行くと風魔法を使ってくる緑色のハウンドが居ますが手前なら魔法は使ってこないので戦いやすいと思います」


「あぁ、あそこね。範囲攻撃を持ってないと群れで襲ってくるから手こずると思うけど……どうかしら?」


「ふむぅ、取り敢えず後で行ってみて考えるぞい!」


「お待たせしました」


 おぉ、注文した品が届いた様じゃ。抹茶珈琲。ふむ緑っぽい茶色の液体じゃのぉ。茶色が濃いめじゃ。ごくり。うむ苦い。じゃがまろやかな苦味じゃな。


 おぜうちゃんは抹茶らて、儂の物とは違って白っぽい緑じゃ。抹茶ぱふぇは……もう食べてるようじゃ。


「わらび餅はきなこを装備して居るの」


「この組み合わせ。喉が渇きますね……」


 ふぅむ、羊殿の口には合わなかったようじゃ。


「水頼むかの?」


「そうします」


 しかし、確かに喉が乾くのぉ。ぷるんとしたわらび餅じゃが、きなこが多いのかの?


「儂にも水をくれぃ」


「かしこまりました。水二つ、お願いします」


 羊殿が儂の分も注文してくれた。


「お爺様、この後は湖に行くんですの?」


「うむ、その予定じゃが何か気を付けた方が良い事とかはあるかの?」


「ひつじ!」


「はい、まずは湖に近づき過ぎない事、遠距離攻撃をしてくる魚のモンスター等が居ます。なので草原から向かって湖に近づき過ぎない位置でハウンドを狩ると良いです」


「ふむふむ」


「ハウンドの見た目は灰色の毛並みです。他の色は属性魔法を使ってくる事があるので見かけた場合は避けた方がよろしいかと、そしてハウンドは群れで行動するので連携に気を付けて下さい。攻撃手段は噛みつきか爪です。攻撃方法は単純ですが連携をされると苦戦するかも知れません」


「はうんど以外の敵は出てくるのかの?」


「ハウンドしか居ない場所なのでハウンドが居るなら狩場です」


「あい、分かった」


「出来たらハウンドの依頼も集会所に貼られているはずなので受けてから行くと良いと思います」


「説明ありがとうの。この後、行ってみるぞい」



爺ちゃん抹茶珈琲を飲む。カフェで話しているだけで一話……

のほほんとしてます。異世界Enjoyとは違ってのんびりしてますね。

お爺ちゃん別に英語が出来ない訳ではありません。イントネーションが柔いだけなのです。

それでは皆様また次回。

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