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第01稿02話~爺ちゃん、素材を集める2~


__久黎爺|えあこんが欲しいので電気街にやって来たぞい!



 外食ついでにえあこんの調達じゃ。本日は家の近くにある電気街にやってきたぞい。

 はんばぁがーを食べ終わった後、えあこんを見ようと思ったんじゃがげぇむせんたーで龍のぬいぐるみを見つけた。ふむ、あのげぇむに龍は居るのかのぅ。何れは戦ってみたいモノじゃ。


 そんな事を考えながらげぇむせんたーから出た時には龍のぬいぐるみをげっとしていた。うむ、部屋に飾るとするかのう。ついつい取ってしまった。こういうげぇむは得意じゃからのぉ。


 さて、いざ戦地にやってきた。店員さんに話かける。


「えあこんを購入しようと思ってるのじゃが」


「どの位の広さの部屋で使う予定でしょうか?」


「えっと、まんしょんじゃの。広さは大体8畳程じゃ」


「室外機の置けるベランダ等のスペースはありますか?」


 店員の質問に答えていき、お勧めされたモノを買った。3日後の午前中に設置しに来るそうじゃ。

 あとは水分補給もしっかりとせねばならぬな。ふむ、折角、家で過ごせる時間が増えたのだから自炊もしていこうとするかの。れんじはあるが炊飯器はなかったのぉ。よぉし、買って行くとしよう。



 いかん、少々買い過ぎた様じゃ。車まで運ぶのが大変じゃ。感じた視線。


「あれ、爺ちゃん。重そうだね。手伝おうか?」


「む、頼めるかのぅ」


「良いぜ。天人、お前も手伝え」


「充はしょうがないなぁ。まぁ困ってそうだし手伝うよ」


 金髪で制服の胸元のぼたん3個程開けた充と呼ばれた子と黒髪で制服をびしっと整えた真面目そうな天人と呼ばれた子が手伝ってくれるそうじゃ。あまりにも対極な印象じゃが。充君の方が先に声掛けてくれたと言う事は心根は優しいのじゃろう。


 彼らはカートを押すのを代わってくれ、無事、車に荷物を乗せてくれた。


「ありがとうのぉ」


「気にするなよ爺ちゃん。困った時はお互い様だって」


「ふむ、手伝ってくれたお礼に飲み物を奢ってあげよう。そこの自販機で良いかの?」


「お、まじか。ありがたくイタダキマス!」


「え?うーん、良いんですか?」


「遠慮しなくて良いぞい」


「それじゃぁ、ありがたく」


 自販機の前に移動する。


「何がいいかの?」


「スポドリで」


「僕はサイダーを」


「あい分かった」


 所望したものを買って渡す。ちなみに儂はあったかぁ~いお茶じゃ。

 近くの椅子に座り、熱いお茶を喉に流し込む。あったかぁ~いと書いてある癖に普通に熱いと思うんじゃ。


「手伝ってくれてありがとうのぅ」


「いやいや、困ってたから声掛けただけっすよ」


「そうです。しかし、結構買ってましたね。引っ越しですか?」


「いや、自炊をしていなかったんだが最近、時間が取れるようになってのぉ。自炊を始めようと思って買い過ぎたんじゃよ」


「そうなんだ。自炊ですか、僕も1人暮らしだから自炊してるけど。ついついコンビニ弁当とかで済ましちゃうなぁ」


「俺は実家暮らしだしなぁ、1人暮らし良いな」


「家族は一緒に居れる間に見ておいた方が良いぞい」


「深い!よし、帰ったらガン見すっか。ジュースありがと!爺ちゃん!行くぞ天人!」


「えっ、ちょっ、あ、ありがとうお爺さん」


「ほっほっほ、気を付けてのぅ」


 どこぞの配管工の様に跳ねながら駆けて行った少年を追いかけていく少年。うむ、良い子達じゃったな。

 さて、儂も帰るとするかのう。

爺ちゃんリアルを充実するために素材(家電)を集めました。

少年二人は、今後出てくると思います。異世界Enjoyでも同じ名前が出てきましたが同名の別人です。

次回は爺ちゃんログインしてレベリングかな。

それでは皆様また次回。



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