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235/267

235 ゾルゲ町の宿に行った

俺達は魔王国のゾルゲ町に着いた。


案内担当として同行し、御者をしているヴァンパイアワイズマンのヨシゾーが、宿に馬車を進めた。


宿は町の中心から少し外れにあったが、広い敷地で大きな建物だった。


「先ずは、宿を予約しましょう。」


ヨシゾーとエルフのエリが、馬車を引いてたドラゴンのドラムを、馬車から外すとドラムはその姿を、大人の人間サイズに小さく変えた。


「ドラム、お疲れ様。」


「うむ。それ程疲れてはないぞ。」


パカン!!


ドラムの頭を弓で叩くエリ。


「ドラム、言葉遣いに気を付けるのじゃ!暫くぶりにショータ様と話したと思ったら、また始めの頃の無礼な口調に戻ったのぅ。」


「うぬ、そ、そうか。ショータ様、失礼した。」


「ん?別に口調はどうでも良いよ。」


ドラムは「ほら見ろ!」って顔で自慢げにエリを見た。


その表情にイラッときたのか、エリは右手でドラムの頬を叩く。


すると、エリの右手は魔神パズズのバズの手に変わっていた。


ハーピーハルカが空かさずドラムの前に飛んで来て、結界の盾を構えた。


ズズズシイイイイイン!!!


揺れる地面と建物。


バズの強力な一撃を、ハルカは結界の盾で展開した結界で受け止めて一言。


「エリ、流石にそれは不味いってばー!ドラムの頭が消し飛んじゃうかもよー。」


顔を青くして冷や汗を流し、うんうん頷くドラム。


「ドラム、謝っちゃいなー。お腹空いてるから、こんなところで時間を取られたく無いんだよねー。」


とハルカもちょっとイラッとし始めて、風がハルカの周りで唸り始める。


ドラムはエリに頭を深く下げ、ペコペコ謝っていた。


それを苦笑いで見ている俺。

後ろには雪女のユキが付き添う。


「野蛮だにゃ。ショータが戸惑っているにゃ。」


とケット・シーのペロも馬車から降りてきた。


足元には子猫サイズの鵺のライヤと、空狐のクーコがいる。


「魔王国ではこんな感じなんだね。」

と俺はフォローにもなっていない事を言う。


「いやいや、ここまで暴力的ではないです。」


と手と首を振って否定するヨシゾー。


一連の出来事を見ていた宿前にいたドアマンのサティロスは、唖然として固まり動けないでいた。


俺がドアマンを見ると慌てて前に出て来て、「馬車は裏手の厩舎で預かってますので・・・。」と聞いてきた。


ドアマンの言葉の途中で、「大丈夫ですよ。しまいますね。」と言って馬車をアイテムバッグに収納した。


目を丸くして驚くドアマン。


ポーターのリザードマンも宿から出て来て、「お荷物を運びましょうか?」と聞いてきた。


「いや、荷物も特に無いから大丈夫ですよ。」と断ると皆で宿に入った。


「チェックインしてきますので、先に食事に行っていてください。」


とヨシゾーが言うので、「おう、任せた。」と言って周りを見渡すと、従業員のインキュバスが駆け寄って来た。


「レストランにご案内致します。」


「ああ、お願いするよ。」

インキュバスに案内されて、皆でレストランに向かった。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

カクヨム様にて10話程度

先行掲載しております。

続きが気になる方はどうぞ。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


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新作投稿しました。

5/16 00:00から

第1話スタートします。

気が向いたら読んでみて下さい。


タイトルは、

『Sランクパーティーに捨てられたポーターは実は最強の空間魔法使いだった。~虐げられた世界に『ざまぁ』するんだぁ!~』


URLは、

https://ncode.syosetu.com/n8803gf/

です。


宜しくお願い致します。

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