233 魔王国へ行った
雪女のユキ達の復讐を果たす為、魔王国へ行く事にした。
同行するのは・・・。
ケット・シーのペロ。
エルフのエリ。
ハーピーのハルカ。
雪女のユキ。
魔神パズズのバズ。
鵺のライヤ。
空狐のクーコ。
の7人と案内係として、ヴァンパイアワイズマンのヨシゾーを追加した。
ドラゴンのドラムに乗って空を飛ぶと早く行けそうだが、見つかって戦闘になると逆に遅くなりそうなので、馬車で陸路を行く事にした。
馬の替わりにドラムに馬車を引かせる。
早速ヨシゾーを呼んで出発しようとしたら、ヨシゾーに待ったを掛けられる。
「ショータ様、その姿で魔王国に行くのですか?」
「そのつもりでいるよ。」
「それは不味いと思います。人族の姿で魔王国に行ったら、直ぐに戦いになるでしょう。魔族か亜人の姿になった方が良いと思います。」
「それもそうか。姿を変える魔道具はあるの?」
「作りましょう。それほど時間は掛からず作れると思います。」
「おお!有難う。早速作ってくれ。」
「承知しました。ところで、ショータ様はどの様な種族に姿を変えますか?」
「特に要望は無いので、どんな種族でも良いんだけど、潜入した際に、出来るだけ厄介事に巻き込まれ無さそうな種族が良いだろうね。」
「ふむ。そうすると・・・。魔族が良いでしょう。魔族に絡んで来る奴らはあまりいないですからね。」
と言うわけで、魔族に姿を変える事になった。
その後、ヨシゾーが魔族に姿を変える指輪の魔道具を持ってきた。
魔族と言っても色々な姿があるらしいが、人形の者が多いらしいので、1対2本の羊に角を付いて、肌の色が黒っぽくなった程度だった。
その他に、現在は少ない魔力がある様に見せる魔道具を着けているが、魔族は魔力が多いのが普通なので、多大な魔力を抑えて少なく見せてる様に見える様になっているらしい。
結局見える魔力は変わらないんだけどね。
「これで良いでしょう。」
準備も終わったし、いよいよ魔王国へ出発するのだ。
ドラゴンのドラムが馬車を引き、ヨシゾーとエリが御者席に座り馬車は出発した。
帝国のフロスト砦を経由して、魔王国へ進む。
フロスト砦は魔王軍にの襲撃により、高い城壁が崩れており、建屋も壊されている物が多く、荒れ果てていた。
フロスト砦を通り過ぎ暫く進むと、魔王軍の関所らしい門と高い石壁が見えて来るはずだったのだが・・・。
「ショータ様、関所が酷い事になってます。」
とヨシゾーの声に、馬車を止め外に出てみた。
フロスト砦以上の荒れ具合だ。
鉄の門が溶けているし、高い石壁と建屋の残骸が見えた。
俺達が関所跡を見ていると、誰かが走って来た。
ウェアウルフか獣人らしい人形の狼とフルプレートアーマーの・・・、リビングアーマーかな?
「おい!何処に行くのだ。」
ヨシゾーが答える。
「ゾルゲ町に行くのだが、何があった?」
「勇者達の仕業だ。いきなり襲って来やがった。」
勇者かぁ。
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カクヨム様にて10話程度
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