表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

200/267

200 3国連合3

篝火や魔法ライトの光で見張りを行う、ライル王国、カンデン王国、ダドン王国の兵士達。


俺が仕掛けた罠は、落とし穴だ。


ダンジョン機能の転移とか、周りから見えなくなる結界とか、霧を発生させるとか、色々考えたが、シンプル且つハイリターンなのが落とし穴と結論付けた。


ダンジョンクリエイトで、予め地上と地下1階の2層構造のダンジョンを、作成した。


単純な構造だが範囲が広いので、それなりにDPは消費する。


これが転移の魔方陣だったら、DPが足りなかったかもね。


俺達は地下1階で待ち構えた。


3国連合軍が野営地に入り、深夜になった時点で罠を起動した。


ガガガガガガ・・・。


軽い震動の後、地面が崩れ落ちる。


ドッシャアアアアン!!!!


「うああああああ!」

「ひぇええええ!」

「あがが・・・。」

「ぐふっ。」

兵士達の悲鳴がところどころで上がる。


地下1階は30m下にある。

かなりの勢いで10万の大軍が落下した。


この時点でかなりの兵士が負傷してるし、死んだ兵士も多い。


周りから隠すと同時にダメージも与える一石二鳥の罠だ。


落下後は地上部は元に戻る。


口火を切ったのは、連合国軍の北で待ち構えていた、ドラゴンのドラム。


真っ暗な地下1階でドラムの眼が開き、口に濃厚な魔力が集まる。


ブ、ブホァアアアア!!


落下して身動きが取れない連合国の兵士達に、炎のブレスが放たれた。


「ぎゃああああああああ!」

「あつっ!!!」

「ドラゴンだああああ!」


炎に包まれて燃える兵士達。


炎の光で周りが薄らと見え始めると周りに見えたのは、エルフのエリ、オリハルコンの竜型ガーゴイルのドラガ、スケルトンナイト達。


エリの矢が雨の様に降り注ぐ。


エリはレベルが上がり、1度に大量の矢を放てる様になったが、更に放った矢が敵を追尾する。


ヒュン、ヒュン、ヒュン、ヒュン、ヒュン、ヒュン、ヒュン・・・。


次々と矢が敵の兵士達に突き刺さる。


ズシュッ、ズシュッ、ズシュッ、ズシュッ、ズシュッ、ズシュッ・・・。


「ぎゃああああああああ!」

「矢が、矢がああああ!」


寝起きで鎧を着る間もなく、地下に落ちた兵士達には致命傷だ。


「さあ、行くのじゃああああ!」


ドラムとドラガとスケルトンナイト達は兵士達に襲い掛かった。


身動き出来ない者は次々と斬り裂かれ、噛み付かれ、踏み潰されていく。


「ぐふっ。」

「ぐはっ。」

「たしゅけてえええええええ!」

「ひぃえええええええ!」


動ける者は必死の表情でドラム達から逃げる。


ドラム達と反対側、南で待ち構えていたのは、鵺のライヤとハーピーのハルカとスケルトン達の1部。


このスケルトン達は、ライル王国軍の死体からダンジョンの機能で召喚されたモンスターだ。


ライヤが跳び上がり雷撃を放つ。


稲光が辺りを照らし点滅する。


ライヤの隣にハルカが浮かんで居た。


「僕の攻撃受けてみろおおお!」


ライヤの風刃が竜巻となって兵士達を切り刻む。


「行けえええええええ!」

ハルカの号令で襲撃するスケルトン達。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ