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182 学園襲撃2

学園正門前。


ミクが剣で門番の首を斬り落とした。


ザシュッ!ゴトンッ。


「何故、魔力を纏う俺達より速いのだ?」


門番達は慌てる。


1人の門番がファイアーボールを放つ。


ゴオ!ヒューン。


アヤはファイアーボールを剣で斬り払う。


バシュッ!


「そんな馬鹿な!魔抜けが魔法を斬るなんて!」


残りの門番は二人、ファイアーランスの詠唱を始めるが、詠唱が完了する前に、ダルアとノノは魔弾で二人を打ち倒した。


ズババアアアン!!


ダルア達は学園の正門の門番を殲滅し、校舎に向かって歩き出した。


魔弾の爆発音を聞いて、校舎の窓から生徒や生徒達が、ダルア達を見ている。


「おい、襲撃だ。」

「あれは、魔抜けだ。」

「なに?ほんとだ。」

「生意気だな。行くぞ!」

「待て待て、門番のおっさん達が倒されてるぞ。」

「そ、そうか。やばそうだ・・・。」


その時、校舎の放送が聞こえて来た。


「ただ今、学園に襲撃がありました。生徒の皆様は担当教師の誘導に従って、体育館に避難して下さい。」


「皆落ち着いて、体育館に移動するぞ。」

教師が誘導し生徒達は避難を始めた。


先頭の生徒と教師が体育館に繋がる通路に出た時、前から気功士達が歩いて来た。


サーキ王国にある気功士ギルドのマスターであるアカネを先頭に、学園の地下に囚われていた気功士達、その後ろにサーキ王国の気功士達が続く。


学園の地下から侵入し、体育館前で待ち構えて居たのだ。


「なんだ、お前等!そこをどけ!」

先頭の教師が叫ぶ。


「おい、此奴ら地下に居た、魔抜けのクズ共じゃないか?」

「そうだ。何処かで見た事あると思ったよ。」

「くくく、また捕まりに来たのか。」

「まさか正門の奴等を此奴らが呼んだんじゃないだろうな?」

生徒達はざわめく。


「おい、クズ共!後で殺してやるから、そこを退けえええ!」

生徒はヒステリックに叫ぶ。


「私達は気功士だ。魔抜けと呼ぶな。」

アカネは平然と告げる。


「気功士いいい、知らねえな。これでも喰らえええええ!」

生徒達は一斉に呪文を唱え始めた。


すると詠唱中の生徒達の後ろにいつの間にか、気功士が移動していた。


詠唱中の生徒達の後頭部に手の平を当てて、『生命力吸収』を放つ気功士達。


詠唱中の生徒達は詠唱を中断されて、前のめりに倒れる。


「あんた達はここで死ぬのよ。」

アカネは教師と生徒に向かって歩いて行く。


「アカネさん、ここは私達にお任せ下さい。」

学園地下に囚われて居た気功士達が、アカネの前に駆けて来た。


「此奴らの魔法の練習台にされて何度も痛い目にあったのです。今日は私たちの気功の練習台になって貰います。」


「良いわよ。存分に遣りなさい。」

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