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167 ダンジョンバトル2

俺の拠点のダンジョンと、学園都市郊外の巨大ダンジョンを接続したら、ダンジョンバトルが開始された。


俺は接続した手前にダンジョン機能でホールを作成し、全員集めた。


「レベ上げも兼ねて、全員で巨大ダンジョンを攻略する事にする。」


「おおおおおお!」

気功士達は気勢を上げる。


救出された人達は微妙な雰囲気。


「今回救出した人達には、無理強いしないので、任意参加とする。参加しない人達はこのホールで待機だ。このホールはドラゴンのドラムと鵺のライヤとヴァンパイア真祖のヴァラカに守って貰う。」


ドラムとライヤは子犬サイズで、ハルカとダルアの足元に座っていたが、俺の指示を聞いて元のサイズに戻った。


「ええええええ!」

驚愕の救出した人達。


「我護衛。」

ライヤが雷光を発生させた。


「儂も皆を守ろう。」

ドラムも低く響く声で宣言する。


「承知しました。」

ヴァラカは俺に頭を下げただけ。


「一緒に戦う気功士の皆は命を大事に、無理はしないでレベ上げ重視で戦ってくれ!」


「おー!」


「俺達も一緒にダンジョン攻略で良いのかな?」


冒険者パーティー『月白の爪』のリーダーである犬獣人のドルダだ。


「お!久しぶり。勿論攻略に混ざっても良いよ。ここで待ってても良いし、任せるよ。『月白の爪』以外も冒険者パーティーはいるのかい?」


「ちぃーす。ベアゾーです。覚えているか分かりませんが、お久しぶりです。」

熊獣人のベアゾーが顔を見せた。


「ん?ああ、獣人国の酒場で暴れてた熊獣人かぁ!」


「そうです。そうです。その後やっつけられた者です。俺達以外も数パーティーいますよ。」


「ん?なんでだ?」


ダルアが隣に来た。

「獣人国で気功士ギルドを立ち上げた時に、エリとハルカに指導して貰ったけどー、エリとハルカが出た後に冒険者のノウハウが必要でー、仕事が無くなった冒険者ギルドから引き抜きしたのよー。」


「成る程。気功士ギルドの一員なのか?」


「ほぼそうだねー。」


「お世話になってます。はい。」

ドルダとベアゾーが頭を掻いて頭を下げる。


「良し、レベ上げしたければ、一緒に来い!」


「はい。行きます!」


「俺達は魔物と共に先行する。後に続けええええええ!」


俺はダンジョン機能で、サーキ王国軍の鎧を装着したスケルトン達を召喚した。


人数が多いと細かい命令が出来なくなるが、『最下層のボス部屋を目指し、立ち塞がる者を打ち倒して進み、ダンジョンを攻略せよ!』ぐらいの指示は出来る。


次々と巨大ダンジョンに突入していく千体を越えるスケルトンの兵士達。


続いてヴァンパイアナイトのヴァンリと、ヴァンパイアアルケミストのヨシゾーを大将にヴァンパイア達も続く。


最後に気功士達。


俺達はスケルトン達に紛れて、エリを先頭に学園の巨大ダンジョンを進む。


俺のダンジョンは、巨大ダンジョンの地下10階に接続している。


借家に展開した俺のダンジョンは、深さからすると、地下2階から3階程度なのだが、あまり浅い階層に接続すると冒険者達が多くて、邪魔になりそうなので、郊外までトンネルを延ばす際、傾斜をつけて地下10階まで深くしていた。


しかし、地下10階辺りにも、それなりに冒険者はいる。


「この先でオークと冒険者が、戦っているにゃ。」

ペロが耳をピクピクさせている。


「この際だから、冒険者達もついでに倒しちゃおー。」

ダルが不穏な事を口走る。

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