表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

144/267

144 ヴァンパイア1

俺は仲間達と『暗黒の怪奇』の根城である古城跡に襲撃に来た。


先行して俺とケット・シーのペロが、連れ去られた魔抜けの人達の救出に向かった。


気配を消して、古城跡に侵入したが、魔抜けの人達は見つけられない。


「魔抜けの人達はいないにゃ。」


「うん、おかしいね。ヴァンパイアばっかりだ。ハルカの仇、スッケベンらしき人も居ないしなぁ。」


「地下には凄い魔力の奴がいたにゃ。あいつは危険にゃ。」


「そうだね。でも魔抜けの人達の気配は無かった。」


ヴァンパイア達に見つからない様に隠れながら歩く。


「見つかるかも知れないが、此処をダンジョンにしちゃうか?ダンジョンにしちゃえば、中にいる者は全員把握出来るはずだ。」


「そうだにゃ。エリ達が陽動で襲撃を開始しちゃうにゃ。」


誰もいない、多分物置の様な部屋に入り、古城跡全体をダンジョン化する。


迷宮創造(ダンジョンクリエイト)


一瞬の内に古城跡をダンジョン化した。


「やばいにゃ。強い魔力の奴がこっちに向かって来るにゃ。」


「バレたみたいだね。ずらかるか。」


俺は気配を消しているのを確認し、急いで物置を出た。


強力な恐ろしい気配が、地下から階段を登って来る。


慌てて別の部屋に隠れる。


扉の外の廊下を凄い勢いで何か過ぎ去った。


「此処のボスかにゃ。」


「ちょっと待って、ダンジョンの機能で確認しよう。」


種族:ヴァンパイアナイト

名前:ヴァース


「げっ、ヴァンパイアナイトだって。」


「強いのかにゃ。」


「相当強いよ。」


「どうするにゃ。」


「う~ん。他には・・・。」


ダンジョンの機能でダンジョン内にいる者を見てみよう。


「人間は1人も居ない。」


「1人もかにゃ?」


「うん、ヴァンパイアは、いっぱいいるんだけどね・・・。」


ヴァンパイアがいっぱい?

人は居ない?


適当に何人かダンジョン機能で名前を確認する。


「ヴァンパイアは、皆名前があるみたいだ。」


「どういう事にゃ。」


「多分・・・。魔抜けの人達はヴァンパイアにされたんだと思う。」


「えええええ!遅かったにゃ。」


「多分ね。確認は必要だ。」


「そうだにゃ。」


「それから、さっきのはボスじゃ無さそうだ。」


「うん、地下に凄い魔力の奴が、まだいるにゃ。」


ダンジョン機能で地下の奴等を確認したら、4人のヴァンパイアがいた。


種族:ヴァンパイア真祖

名前:ヴァラカ


種族:ヴァンパイア

名前:スッケベン


種族:ヴァンパイアナイト

名前:ヴァンリ


種族:ヴァンパイアアルケミスト

名前:ヨシゾー


「げっ、真祖がいるよ。それとスッケベンも・・・。」


「真祖?」


「吸血鬼の始祖だね。吸血されて吸血鬼化した者ではなく、初めの吸血鬼と言われているよ。」


「強そうだにゃ。」


「強いだろうね。真祖は置いといて、真相を探る為、取り敢えずヴァンパイアを1体狩ろう。」


「分かったにゃ。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ